土地を見立てる

境界杭

ハミングでも2軒に一軒は土地を購入して家を建てられるお客様です。家づくりを気に入ってくださった方から、土地探しのご相談もあります。私が見つけることもあれば、お客様が見つけて見立てることもある。

例えばこの写真。土地と道路の境は縁石(写真の横に埋め込んであるコンクリート)の事が多いけど、今回は縁石から敷地側に8㎝ほど入り込んだところに杭の中心が有る。(杭の十字の中心が境界)些細な違いですが狭い敷地の場合は軒がはみ出さないか、斜線制限に抵触しないかなど、かなり重要。

家を建てるとなると都市計画法、建築基準法、場合によっては農地法、不動産登記法、民法が少なくとも絡んできます。目には見えないけど法律が網羅されてるんですよね。私の建築との関わりは木材がスタートで、その次は宅地建物取引主任者(現在は宅地建物取引士)資格を取る時でした。

家は大工さんがなんとなく建ててると思ってたのですが、なんのなんの、様々な法律が有っての家だと分かり「世の中には知らない世界があるんだな~。奥が深いんだな~」と感心したのを覚えてます。ま、それがきっかけで「法律って面白い」と思い大学に入ったんですが・・・。
結局、ストレートに建築の世界に飛び込んだのではなくて回りをウロウロして、この世界に入って来たので、家にまつわる雑学は結構知ってるのかもしれません〈笑〉