墓参り

月に一度、設楽の実家に行っています。片道1時間半、お墓参りをして母の買い物の運転手で出かけて実家に戻り、それから豊橋へ帰ると言う、トラックの運転手さん並みのドライブで一日仕事です。休みがあまり取れないので、月一は結構きついのですが親孝行と思い頑張ってます(苦笑)。

さて、お墓参りですが田舎はお墓を見晴らしの良い高台、と言えば聞こえがいいですが山の中腹を削り平らにした僅かなスペースに作られてます。もちろん水道なんて無い。水はポリタンクか、ペット容器で持っていくしかない。近所4~5軒のお墓だけなのでお参りする人もほとんどいません。道も、「けもの道か?」という感じ。ちょっとした山登りですから高齢者にはきついし、過疎でもともと住人が居ないから、ひょっとすると、ひと月の間に立ち入るのは私だけかもしれません。

たどり着くと、我が家のお墓だけで9個あります。一番左が私が建てた父のお墓で、他は明治以降のご先祖様です。(それよりも前の方のお墓は、別の畑の中にあります。)自分の敷地に作るだけですから、場所さえあればいくら作ってもOKなため、一人(一夫婦)一個なんですね。父のお墓だけお参りというわけにもいかないので、ご先祖様のお墓全部を掃除してお花を上げますので、これまた一苦労。

昔、自分で戸籍をたどり家系図を作ったことがあります。子供のころ祖母に、皆さん方が生きていたころの話も聞いてますし、写真で見た方もいるので親近感がそれなりにあって、大変だとは言いつつも自然と手を合わせてしまします。

皆さん子供の時代もあれば、学校にも行ったろうし、恋もしたろう、結婚して子育てもしただろうし、思わぬ病気で早く死んで無念で悲しかったろう、とかいろいろな人生が思いが浮かび、皆さん頑張って生きてたんだよなと思えます。今生きてる自分も、頑張らなきゃと元気をもらえるお墓参りです。