No.177 2018年1月

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地産地消の家づくり 
奥三河の木で家を作ろう
家づくりミュージアム通信
2018年1月25日号 №177
ハミング編集室 発行


平成30年、今年もよろしくお願いします。

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こんにちは。佐々木です。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

木って、すごく美しい素材だと思います。杉、ヒノキはポピュラーですが奥が深くて好きです。木を上手に使う設計、現場で職人さんと作り方を工夫するのは楽しいです。設計や現場管理だけでなく、土地探しのお手伝いからローンのご相談・メンテナンスまでお任せください。

さて、お正月はいかがでしたか?
私は自宅で普段なかなか読めずにいた難しい本にチャレンジしたり、一年の計画を練ったり、家内と自分の実家に出かけたり子供たちと食事をしたりであっという間のお休みでした。

お休みが明けて2週間、その間に上棟もありましたので新年からしっかり働いてます(笑)。
そんなわけで年末にリクエストを頂いてる皆様、対応が遅くなって申し訳ありません。頑張ってますので、いましばらくお待ちくださいませ。

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年末に母や妹のために設楽の実家の階段に手摺を取り付けてきました。
築100年ですので木の色が全然違いますね。

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大岩町でH様邸の上棟がありました。朝からご夫婦でお越し下さったので、しっかり骨組みの解説が出来ました。

骨組みが頑丈な事をお伝えしたいのですが、見ながら話す機会が少ないので解説できるのがうれしくて、つい熱が入ってしまいました。ご自分の家が目の前で出来ていくのをご覧になり、「なるほど~、それでこうなってるんだ。」「職人さんってすごいね!」と感心していただきとても嬉しかったです。

H邸の木も時間とともにきれいな濃い茶色へと変わります。オーナー様はご存知だと思いますが、少しずつ変化していくのは家が育っていくようで楽しみですね。

寒い日が未だ続きそうですね。どうぞご自愛ください。
佐々木宏和      
    

ハミングの家づくり物語

豊川市一宮町 K様の家
その3
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今回ご紹介するのは洗面コーナーと脱衣室です。

通常は洗面所と脱衣室と一室にまとめることが多いと思いますが、難点は誰か入浴中だと扉を開けづらいことです。子供さんが小さなうちは年中あけっぱなし、思春期を迎えると開け閉めするようになると思います。そういう時期に起こる事故(?)が、お父さんが寝る前の歯磨きを洗面所でと思って扉を開けたら、娘が着替え中だった!と言うケース。

K様の家はお嬢さんも居ますし、2世帯同居なので最初から洗面と脱衣を分離することにしました。洗面の位置は脱衣場への通路スペースの一角。窓を大きく取った明るいコーナーに設けました。この窓はダイニング、リビングに風を取り込む役割もあります。窓枠の高さと洗面台の高さを合わせて杉材で作りました。



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洗面室

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脱衣室

洗面の左側棚は奥行きを薄くして脱衣室への出入りをしやすくしています。無印良品のブリ材カゴがちょうど収まる幅と奥行きにしてあります。高さは可動式です。上部のキャビネットは歯ブラシやコップを置きます。

脱衣室は小さな洗面台と洗濯機を並べる幅があります。洗面台は予洗いに使え朝の混み合う時間帯は洗面として使います。

今回は洗面と脱衣を分けるにあたり建物を大きくするのではなく、通路と脱衣室サイズを工夫してスペースを生み出しました。ご自分の暮らし方を見つめると家を大きくしなくても様々な工夫ができます。

夏にお邪魔したとき奥さんが「脱衣の洗面がすごく重宝!」と喜んでくださってたのが印象に残っています。お仕事をお持ちでお忙しい奥様を支える、地味だけど強力な味方をご用意出来たみたいでうれしいです。


H様ご家族とのご縁と上棟式

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Hさんご家族とのご縁はハミングで建てられた多米西町のナチュラルファミリークリニックさんにH様のご家族が通院されたのがきっかけです。その時、建物の優しい雰囲気がとても印象的で興味を持たれました。

そして昨年7月に弥生町の「奥三河のヒノキの家・K様邸」の見学会にお越しになられ、「木の家っぽい家」じゃなくて「これは本物の木で作った家だ~」と心を奪われたそうです(笑)

その後、資金計画のご相談が終わるとご希望エリア内ですぐ候補の土地が見つかり、購入のアドバイス、ローンのお世話とお話が進み9月には土地を購入とトントン拍子で進みました。

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購入前
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基礎工事
購入前は草が茂り道路からかなり高く見えて余り良い土地に見えなかったのですが、現地を調べたら実際には高低差もあまりなくて日当たりも確保できるお買い得物件でした。
(右は基礎工事の段階です。)

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屋根の板も暗くなる前に張り終え上棟式を行いました。
いつも祝詞を奏上させてもらいますが、工事の無事を願い身が引き締まる思いです。同時にこの建物で末永くご家族が幸せに暮らしていただけるよう神様に心から、チョットしつこいくらいお願いしています。

さて、右写真の二人は今回のレッカー車のオペレーターさんです(笑)

イエイエ、上棟式が終わったあとにレッカーのカネエー鈴木さんが、興味芯々のお子さんたちを乗せてくれました。こんな特殊車両に乗る機会は滅多に無いでしょうから、これも上棟の思い出の一つですね。

Hさん、奥様、朝早くから現場にお越し下さりお気遣い頂きありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。



お知らせ

骨組み見学会開催

奥三河の木で作る塗り壁と和紙の壁の家

2月11日(
午前の部 10時~12時
午後の部 13時~16時

*詳しくは改めてご案内します。

「適材適所」とは大工の用語が発祥です。土台や柱、窓の枠、筋交や壁下地材は長持ちで湿気に強いヒノキ、高い位置の横材(梁や桁)はたわみに強い松を使うのが基本です。基本に忠実に、耐震等級3(最高ランク)、H25年省エネ等級クリアーの家を作っています。

H様、奥様、見学させていただきありがとうございます。
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