No.180 2018年8月

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地産地消の家づくり 奥三河の木で家を作ろう
家づくりミュージアム通信 2018年5月25日号 ハミング編集室 発行

あついですね~!!!

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こんにちは。暑い日が続きますがお変わりございませんか。佐々木です。
 この暑さ、現場の職人さんたちも「今年は、キツイ~!」と言ってます。私も現場に出向く日は気合を入れていきますが気合を入れても暑い(当たり前ですが・・・)。

でも気合入れないと、すぐ熱中症になりそうで。あなた様もどうぞお気を付けくださいね。

 さて、あっという間に梅雨が明け、一気に夏になりましたがその間にも様々な出来事がありました。
古民家風再生工事 田原市やぐま台
まずは、田原市やぐま台のS様の家のリノベーション工事が完成。 ビフォー&アフターの差がとても大きくて、びっくりするほど様変わりしました。(特集ページでもご案内しています。) 
キャットウォーク 豊橋市草間町
そして「ネコちゃんと暮らす家」草間町N様邸も完成、お引渡しをしました(引き続き庭工事の真っ最中)。 ネコのRちゃんも工夫して作ったキャットウォークを気に入ってくれた様でホッとしました(笑)
間仕切用梁 豊橋市牛川町
牛川町のO様邸もリフォーム工事が始まり、お盆明けからは外壁塗装です。

今回はサッシの交換や子供室の可動扉での間仕切り(扉を付けるために新しく梁を入れてロフトを延長)など工夫のし甲斐がある工事があります。
自然素材に慣れてるメンバーでないと、ご迷惑をかける場合もあるのでチームハミングで工事させて頂いてます。それで順番で工事をしており、少しお待ちいただく事もあり申し訳ありません。頑張ります!

9月からは豊川市中央通りでU様邸(36坪の二世帯住宅)の建て替え工事が始まります。解体するのは大正時代の建物で、立派な松の梁が入ってるそうです。その梁を上手に外して新しい家で使う予定です。上手く外れると良いんですが(ドキドキ)。

では、暑さに負けない様、お大事にお過ごしくださいませ。         佐々木 宏和

リフォーム・リノベーション工事特集

シックイ塗り壁の家 豊橋市富士見台
K様の家は8年前に建てさせて頂きました。

もともと二部屋に分ける予定でコンセントやドアなどは配置してあります。

中学生のお姉ちゃんと学校低学年の弟さんの組み合わせですので、そろそろ子供部屋を分けたいとのご依頼がありました。

 
子供室間仕切り 豊橋市富士見台

明るい部屋にしたいとリクエスト頂きましたので、石膏ボードの上に珪藻土クロスを張ることにしました。

防音も気にされてたので壁の中に吸音材(グラスウール)を入れることに。

音は空気の振動なので遮音(音を止める)と吸音(音を吸う)の組み合わせが大事です。
間仕切防音材 豊橋市富士見台

石膏ボードは重いので音を遮る効果が有りグラスウールは音を吸う効果があります。

グラスウール施工中。
空気を多く含む素材は吸音します。



防音間仕切り壁 豊橋市富士見台
石膏ボードを張りました。質量の大きな素材は音を遮ります。

珪藻土クロス 豊橋市富士見台
珪藻土クロス仕上げ。吸放質湿性があるので部屋にはお勧めです。


大工工事2日、クロス工事半日、延べ3日で完成。

今回の工事で一番楽しみにしてくれてたのは、弟君でした。

「お姉ちゃんと一緒の空間から早く独立したかったようで、すごく喜んでます!」と、お母さんから伺いました。
良かったね!

9月にはもう一軒、子供さんのお部屋の間仕切り工事をします。次回は板で仕切る予定です。



リノベーション完成 田原市やぐま台 
やぐま台のS様の家は築30年と少しです。ハミングで新築された家ではありませんが、ご縁があって19年ほど前に断熱の強化を中心としたリフォームをさせて頂きました。

当時はまだ珍しかったペアガラスを既存サッシのガラスと交換するなどの工事をしました。今回は1Fの平屋部分にある6畳+1.5畳の押し入れ+床の間部分のリノベーションをご依頼いただきました。

今回の工事の大きな特徴は、押し入れ部分を取り払いワンルームの洋室にして、天井を取り払い梁を見せたことです。

下の工事前の写真と比べて頂くと変化にびっくりされると思います。まるで別の家みたいですがエアコンの位置や引き違い窓の位置はそのままですので、ご理解いただけると思います。

隠れて分かりませんが断熱工事、耐震補強、防湿工事もしてあります。

見た目だけでは無く、見えない所も併せてご提案しています。


梁表し 田原市やぐま台
工事前のクローゼット部分は、もともと床の間でした。日曜大工で工夫され、クローゼットとしてお使いでした。

今回、扉の付いた本格的なクローゼットにしました。
天井梁表し 田原市やぐま台
奥行きを確保するために扉の枠を大きくしてます。

低い所に棚を付けてカバンなどの小物が置けるようにしてあります。枠材は杉。床は杉赤身板(節あり材)。
天井梁表し 田原市やぐま台
押入れを壊し収納ボックスを取り付けました。

板で収納を作ると壁の厚みを薄くできて部屋を広く使えます。移動も可能です。


天井梁表し 田原市やぐま台
内装仕上材げと同材で作りスッキリさせました。

コンパクトな収納は扉が無い方が使いやすいので目隠しは布で。
天井梁表し 田原市やぐま台
和室の柱を壁で隠し床は板張りにしました。

屋根の下には厚い高性能断熱材をハメ込んでいます。
天井梁表し 田原市やぐま台
もちろん床も断熱材を入れ、壁の土壁の上にも木質断熱材を取り付けています。 
この家で一番省エネな部屋に仕上がりました。
トイレの鍵が壊れた、ドアが重い、ボイラーの調子が悪いなど小さなことでもお気軽にご連絡ください。

ご実家のリフォームのご相談も増えています。今回ご紹介したようなリノベーション工事も得意ですので声を掛けてください。(^-^) 

ハミング 佐々木宏和