一年以上のお付き合いがあって、ついに建物完成。
お引渡しです!
だけど正直なところ
「・・・終わっちゃった。 楽しかったのに
もう終わっちゃった・・・。」
って
すごく思う。
「すっごくイイい家だな~、ほれぼれする。
だけど自分は住めないんだよね。
お客様は住めるけど…。
イイな~。
うらやましい。」
なんてことも思います。
設計も監督もメンテナンスも人任せにしたくないので、最初の打ち合わせから全部自分でします。
それだけに作り上げる楽しさ完成のうれしさはそりゃあもう半端じゃないですよ。
ずっと作っていたい。
でも、作っていれば完成してしまう・・・。
よろこんでもらえてスゴクうれしいけど完成すると私の手を離れ、お客さまの住まいとしての本来の役目がはじまります。
住まいとしての門出です。
寂しいけど見送るしかない・・・。
でもね、
私が作る木の家は私の寿命が尽きてこの世に居なくなってもご家族の暮らしの器(うつわ)としてずーっと役に立ち風合いを増し、どんどん綺麗になっていくんです。
我が子(家)の門出って感じです。
「頑張れよ~」
と心の中でエールを送ります。
「なごり惜しいけどお渡しします。
どうか大事にしてやってください。」
いつもそんな気持ちになります。
住む人も作る職人も毎日楽しくてハミングするほどの家を作りたい。
そんな想いを込めた社名ですが 一番楽しんでるのは私、佐々木だと思います。