大岩町 奥三河の木で作る塗り壁の家 H邸上棟 その2

野地板施工
さて、上棟日の夕方には大屋根(2Fの屋根のこと)の野地板を張る所まで工事が進みます。写真は棟木と隅木が座り屋根垂木を打ち始めるところです。専門用語で分かりにくいですかね?簡単に言うと屋根の部分の下地工事完成まであと2時間くらいと言った所です。上棟の翌日には瓦やさんが、屋根の板の上に防水シートを張りに来ちゃいますから。
耐力面材
ほらね、上棟翌日の昼ごろにはここまで工事が進むんです。

屋根の銀色のシートが防水シートです。銀色なのは熱を反射させるアルミが蒸着してるから。もちろん水は通さないけど湿気は通す「透湿防水遮熱」タイプです。小難しい名前・・・。商品名はフクビの遮熱ルーフエアテックス。

これは、なかなかの優れモノでして湿気を通すので従来の単なる防水シートと異なり、下地板(野地板)が蒸れないので、屋根にとってとっても良いです。木は扱いが悪いと腐りますが、それをカバーすればどんな建築材料より優れた素材ですから、とにかく水や湿気を上手にコントロールすることが大切です。軒の無いスタイリッシュな最近の家は屋根裏の換気を取りずらいので、屋根裏が蒸れて屋根の下地板が2年で腐って交換、なんていうケースも日経ホームビルダーとかの業界誌で読んだことがあります。ま、かなり以前からこれを使ってますし、軒の無い家でも工夫して屋根裏換気をしてますから「これ以上、どうせよというの・・・」と言うレベルまで対策してますので安心ですが。

・・・つづく