山の見学会 2019年春に行ってきました~

杉の伐採
恒例の山の見学会に行ってきた。今回もOB様ご家族が参加して下さいました。建具屋さんとこれからドアに使う材料の打ち合わせをしたくて前田建具さんも誘って行ってきた。
伐採したのは樹齢約100年の杉の木。今、倒れてく瞬間です。写真で見ると「ふ~ん・・・。」て感じでしょうが、現場は地迫力ありますよ。100年の命を頂き、新しく人に役立つ木材としてのスタートに立ち会う場です。木のパワー、生命力を分け与えてもらう感じです。元気が出ます。
杉の切り株
伐採したての切り口。水がじわじわと出てきます。
山の見学会1
参加して下さったM様一家です。子供さんが見て楽しいのかなと思うけど、それなりに感ずるところがあるみたいで、帰りたいとかグズる子は居ないんですよね。伐採現場だから結構、環境はワイルド。それが楽しいのかもしれませんね。良い思い出になってくれると良いんですが。
製材見学
製材所で丸太を板に挽くところを見学中。騒音の中ですが、丸い大きな木がどんどんスライスされる様子が迫力あって面白いです。皆さん真剣です。 でも、私は何度もこの見学会に参加してるし、設楽の自分の組合の製材でも見てるし、物心ついた時には製材所が遊び場(家が製材所だったので)でしたから興味シンシンではない。スミマセン。この工程の見学後は楽しいお昼ご飯なんで、どうもそちらが気になってソワソワする時間帯(笑)。
杉柾板パネル
製材見学の前には加工場で仕上がった板などの解説をしてくれます。これは新作の柾挽材の接ぎ板(はぎいた)です。ドアの材料として使う提案をしてくれてます。建具屋さんを誘ったのはこの板を使う方法や、問題点、デザインとか相談したかったからなんです。現在いろいろ検討中。 私の場合、素材を生かしたデザインも出来るので楽しいです。まあ、デザインしてもお客様にOK頂かないと出来ないんですが。「私のデザインした建具を取り付ける家、だれか建てさせて欲しいな・・・。誰かいないかな~。」なんて、すごく自分勝手なことを考えながら見学してる佐々木です(笑)。
モルダー
見学会の最初は人だかりの向こうに見える箱は製材しただけのザラザラの板を片側から押し込むと、反対側から凹凸加工も表面の加工も終わった床板(フローリング)が出てくる魔法の箱です。ウソです。モルダー加工機です(笑)。 でも、この機械の中を通過するだけで(僅か数十秒)で木が加工されるのはびっくりですよ。加工してる中の様子が箱の窓から見えるので皆さん真剣です。写真も撮りまくり(^^) 一日中、飽きることなく木に触れて楽しめる見学会です。一生に一度は参加をお勧めします(笑)。冗談抜きで楽しい見学会ですよ。秋にもありますので、参加して下さいね~。