今回のリフォームでお客様が気にされていたのが床下の湿気。アルミサッシの建物(昭和40年代以降?の建物)では室内の風通しを良くしないと、畳や土壁が湿度を蓄えたままになり床下など見えない所にカビが生えます。S様の家は床下よりも庭の地面の方が高かったので尚更だったそうです。しばらく前に建物周囲の土を取り除かれたので改善してましたが、カビ臭は未だしていました。
今回の工事では床を剥がすので、床下に防湿シートを敷き込み更に湿気をブロックしました。隙間も防水テープで塞いでいます。畳の分は床をかさ上げしないといけないので、土台や大引(床を支える真ん中の角材)にヒノキの掛け材を取り付けます。この上に根太と言う角材を直交させその間に断熱材をはめ込み、構造用合板を張り、その上に仕上げ材を張ります。ヒノキを使うのはシロアリや湿気に強いからです。