ジャーン!完成です。ビフォアがどんなだったかは下の写真をご覧ください。左手の扉の中はクローゼットです。杉と桐で作りました。建具が入る一段と素敵です。高級感が増しますね。天井の梁もイイ感じでしょ。奥の壁にはレトロなデザインの手元照明を付けました。天井の梁は久米蔵色で赤茶色に仕上げレトロな感じを出しました。
やぐま台のS邸 和室がナチュラルな洋室に変わりました。完成です!


こちらが工事前の様子です。障子とエアコンの位置は変わっていません。この状態から上の写真の完成形は想像しにくいですよね。S様は以前にもリフォームをされており経験、知識が豊富でセンスも素敵なので、天井を取り払って板張りの部屋にするイメージが出来たのだと思います。畳からフローリングの床にする、床の間スペースを本格的な収納にする程度は想像ができても、天井を取り払うリクエストは出来ないと思いますよ。

さて、そのクローゼットです。こちらは工事前。すでにカーテンを使ってクローゼットとして使われてました。これを本格的にクローゼットにすることに。でも、奥行きが45㎝しかない!そのままのサイズではクローゼットとしては無理があるので工夫しました。

板を使って枠を作り奥行きを確保しました。本格的に壁を継ぎ足してしまうと壁の厚み分が目立ち圧迫感が出そうだったので杉の厚板で作りました。棚板も設けバックなども置けるスペースを確保。こうやって新旧比べてみると全く別の部屋ですね。

入口の襖の前に設けた縦太格子も枠の中にすっぽり納まってるので飾り戸の様に見えますが固定式です。奥様のアイデアでここに壁掛けテレビを取り付けます。
左奥は収納シェルフ。扉は狭くなるので取り付けずにカーテンで目隠しをしています。高さが1.8m、奥行き60㎝で市販の洋服箪笥と同じサイズ。布製品やブラインドなどを建具の代わりに使うといろいろ便利なことも有るんですよ。
照明器具は天井を照らすコイズミ製品。天井に光を反射させて部屋全体を明るくする間接照明にしました。

照明部分の前に太格子と同材のヒノキの節無し板があり、正面への光をコントロールします。高級照明器具と思うでしょ。実は、正面を少しだけ照らすのですが、それが使ってみたら少し眩しい・・・(冷)。そこで思いついたのがこのカバー。照明器具とは別モノ。板で大工さんに作ってもらいました。カッコイイでしょ。欲しくても買えませんよ~(笑)
格子の上部横に板が取り付けてあります。ハンガー掛けに使えるように長押(ナゲシ)を再利用。これも奥様のアイデアです。

南の掃き出し窓には雨戸が有ります。今回、戸締りしながら風を通すようルーバー雨戸に戸だけ交換しました。レールの上を滑らしてるだけですから、雨戸だけの交換は割と簡単です。写真はルーバーを開放したところです。外の様子が分かりますね。

外部はこんな感じです。シャッターにもルーバータイプはありますが電動シャッターしか設定が無くて、やたら高いのでお勧めするには勇気がいる(笑)新築をお考えでエアコンはあまり好きじゃなくて、夜風を通したい方にはお勧めです。(外観デザインは工夫が必要ですが・・・。)