シックハウスを建てないために

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プレハブ住宅のように自然素材では無く工業製品ばかりで作る家では、一つ一つの材料に含まれる化学物質は少なくても、家一軒分の材料から発生するので、全体ではかなりの量になります。    

化学物質は食べ物からも体に取り込みますし、新築するまで住んでいた家でも化学物質を体内に取り込んでます。

そして住む人の化学物質への抵抗力というか、「まだ取り込んでも大丈夫。耐えられるという」許容範囲には個人差があります。


その状態で新築の家に入居すると、新たにまとまった量の化学物質を浴びる事になります。

そうすると体が「これ以上の化学物質はもう無理!」となって発症する、そんなケースが多いです。  



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杉やヒノキのムク材で作る家は、体に悪さをする化学物質の心配がほとんどありません。

特に杉は香りが優しく安全です。

合板やビニールクロスなどの代わりに、ムク材と自然素材で作ればシックハウスの心配は激減します。


それにムク材や自然素材は湿気を吸放出するので、冬は湿度を高めに保てインフルエンザやコロナウイルスの被害を少なくしてくれます。

高気密、高断熱ばかりに気を取られると過乾燥気味の家になってしまいます。


湿度が高いとカビは発生しやすいですが、調湿機能の高いムク材、自然素材で家の中の温度が一定になるような高断熱の家にするればカビの心配は避けられます。

もっとも、床材だけムク材程度の家では効果はあまり期待できませんが・・・。



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数値で言い表すのが難しいですが、新建材で作る家と自然素材とムク材で作る家とでは住み心地が確実に違います。

香り、肌ざわり、光の反射など、やさしさを感じるので緊張感がとれてくつろげます。

その違いは、見学会などで30分以上滞在してみると実感できると思いますから試してみてください。

人間も生き物です。理屈では無く体感した方が良く分かることもあります。


ネットなどの情報だけでなく、自分で体験して感じることも大切にしてください。

住まいで一番大切な「癒し」とか「安らぎ」は、数値や性能だけ良くても実現できません。