ネコちゃんと住まうムクの木の家 豊橋市草間町 解体工事完了

豊橋市内で建て替え工事が始まりました。築40年の大きな家です。二階の楕円の窓、アルミ製の屋根据え置きのバルコニーが年代を感じさせます。ブロック塀もレトロな感じで「昭和の建物」の雰囲気があふれてます。庭にも大きな石があり工事期間は約3週間の予定で始まりました。

まずは機械が入れるように入口のブロック塀を壊し庭石などを撤去。一方でご近所に迷惑が掛からない様にネットでげんばを囲います。解体は騒音やほこりなどが付きもの。ご近所さんにはご迷惑をお掛けしますので、今回も解体前にお施主様と一緒にご挨拶回りをしました。ご挨拶するとたいてい「わざわざご丁寧にすみません。おめでとうございます。」て感じでご理解いただけます。ありがたいです。

昔みたいに、何でもかんでも一緒に壊して捨ててしまうことはありません。分別解体をします。内部の畳などを外し、外部は瓦だけ外します。

その後は機械で壊しながら分別して搬出していきます。この分別が大変で時間もかかります。

上物が壊れ、床や基礎の撤去中。地中の配管も掘り出しますから場所によっては1m近く掘ることもあります。掘り出したガラは手作業です。拾って袋で分別して搬出します。


解体も終盤になると土や小石だけになります。木の根も可能な限り掘り出します。この後は整地をします。

解体完了。ガラもすべて撤去しますので本当きれいになります。基礎工事を見越して地面は少し土を多めに捨てて計画地面高さより下げました。重機で整地するので人が歩いてもフカフカすることはありません。この状態で地縄を張って(地面に糸を使って建物のアウトラインが分かるようにすること)地盤調査をします。そして新たに作るのはネコちゃんと楽しく暮らせる奥三河産ヒノキ柱で作る洋風の家です。夏には完成の予定です。洋風ですがお施主様のご希望で外壁は板張り風にツートンで仕上げます。