ネコちゃんと暮らす自然素材の家 完成 豊橋市草間町 週末は見学会です

現場の完成が近くなるとブログ更新が遅くなります(苦笑)現場の確認や細かな部分の補修とか外構工事の段取り、お引渡しのための事務手続きなどやることが沢山あります。もちろん社内のスタッフにも手伝ってもらい、職人さんと一緒にチームハミングの総力を挙げて頑張ってます。
外部は玄関部分を残し、ほぼ完成。今回の建物の外観は少し特徴があります。フォルムはオーソドッククスな総二階の寄棟デザインですが色使い、仕上がりの雰囲気は濃い目の色で落ち着いてます。木目柄の外壁は濃淡でバルコニー部分を張り分け軒天井や雨樋の色も外壁色とほぼ同色、玄関ドアとバルコニーの板も同系でまとめてますので、瓦とポーチのタイルのグレー、外部茶系2色、サッシと基礎巾木のシルバーグレーの4色でまとめてあります。まとめる、揃えるは家づくりでカッコよくするための基本ですよね。注文住宅だから何でもアリで「亭主の好きな赤烏帽子」でお客様の好きな様に作るのも良いのですが、作る側はそれなりの経験とノウハウが有るのでアドバイスに耳を傾けて頂くと素敵に仕上がりますね。

さて、こちらは玄関のシューズクローク。たくさん収納できるようにとN様のリクエストで作りました。クロークの中は杉板で仕上げています。板仕上げにするのは湿気のコントロール能力が高いのと、靴が触っても汚れが目立たない、木の香りで臭いをカバーできるのが理由。大きめのハメ殺し窓を付けてるので明るいですね。

奥に見えるのは二ッチ。こちらもお花を花瓶で飾りたいとのN様のリクエストで作りました。花瓶がしっかり置けるよう板を少し飛び出させ角が危なくない様、角を削りアールに仕上げています。既製品の板ではなくてムクの一枚板をカットして仕上げるので、形は自由自在なんですよね。ムク材は便利ですね。

こちらも同じく杉板で作った食卓カウンターです。N様は「家族の過ごし方や食事の時間を考えると、普通のテーブルを置くより、我が家はカウンターの方が便利でスッキリすると思う」とリクエストをされました。そして少しでも広く使える様、正面の壁を引っ込めてます。キッチン側も調味料が置けるだけのスペースを同じように設けてます。
カウンターの足は取り壊した建物の飾り柱(百日紅の丸太)を記念にと再加工して使いました。

掃き出し窓の横にはキャットウォークへネコちゃんが上るための階段状の収納を作りました。市販のカラーボックスの奥行で作ってあるのでスッキリ収納できます。高さは窓の高さに合わせて割り付けました。ネコちゃんがヒョイヒョイと登れる程度の高さとは思うのですが、何せ彼女はしゃべってくれないのでヒヤリング無しで作った(笑)上りにくくて見向きも無かったらどうしましょ・・・。冷や冷やしてます(笑)

その階段の上のキャットウォークと、ネコちゃんがお留守番の時に外を眺めるための専用窓。バルコニーの支え材や掃き出し窓のシャッターとの取り合いも有るので窓の高さ=天井の高さで納めてあります。ひなが一日このキャッウォークで彼女が過ごしてくれたら苦労して作った甲斐が有るのですが、果たして結果はいかに!

場所は変わって書斎スペースです。以前の見学会でクローゼットが広いのをご覧になり、書斎兼用にしたいとリクエストを頂きました。「近くで眺める節はちょっと苦手」との事で杉の節無し板でまとめてあります。今回はパソコン(インターネット)をヘビーに使われるのでLAN配線も仕込みました。
毎回、どちらのオーナー様も良くお話を伺うと「実は、こんな風にしたいんです。」とか「今は我慢してるけど、ほんとはもう少し・・・」と言ったお話が沢山ある。そんなリクエストを毎回ご一緒に工夫して作ってます。「そういえば、あそこの家はこんなコトしたな」とか、「〇〇さん家じゃこうしたな」と、とブログ書きながら思い出してます。「アレコレ工夫して良く作ってきたもんだ」とか「提案をOKして任せてもらって嬉しかったな」とか、一杯思い出します。
ハミングの家づくりは自然素材やムク材で作るのが当たりまえなので、かなり自由に、かつリーズナブルにいろいろ出来ちゃうんですよね。見学会では、それぞれのご家庭の都合やリクエストにあ合わせたいろいろな工夫が沢山あります。木の家の空気を体感するだけでなく、細やかな工夫も見て頂くときっとご自分の家づくりのアイデアやヒントが沢山見つかると思いますよ。良かったらどうぞ見に来てください。おまちしてます。