内張町のちょっとレトロな家 上棟しました。

床断熱 豊橋市
土台を据えてホウ酸で防蟻処理(シロアリ除け)をしたら断熱材の取り付けです。断熱材はいつものポリエステル綿。隙間なくはめ込んでいきます。大工チームのフルメンバー4人で作業するのであっという間です。
床下地合板 豊橋市
断熱材を取り付けたら下地合板を張っていきます。
床防水シート1 豊橋市
合板を張り終えたら雨仕舞、上棟まで床が濡れないよう防水をします。これはとても薄いフィルムシートで床にぴったり張り付き隙間ができないタイプのものです。たとえるとサランラップの頑丈なモノ、ってとこですかね。このフィルムシートも最終的には剥がして仕上げの床を張ります。
防水シート2 豊橋市
今度はもう一枚、厚手のブルーシートを被せます。先ほどの防水フィルムシートは隙間なく張れて水が入らないのですが、頑丈ではないのでもう一枚シートを張ります。5.4m×7.2mとかの大きなもの2枚ですっぽり覆います。欲を言えば1枚ですっぽり覆いたいのですが、そんな大きなシートはさすがに売ってない。あっても高いし(笑)。シート同士の境目から水が入らないようなるべく大きなシートを使い、ジョイント部分は防水テープでしっかり押さえます。
防水シート 豊橋市
最後に捲れないよう土台にかかったシートを胴縁で押さえ、シートを貫通させたホールダウンアンカーボルトに手製のキャップを被せて防水テープでカバーします。これで台風が来ても中に水は入らないくらい完璧に防水できます。結構、手の込んだ防水をしてます。とにかく濡らしたくないんですよ。

使ってある断熱材は水が入っても繊維の中に溜まったり、断熱材と合板の間に溜まって抜けないといった心配が無いものです。土台も集成材や外材ではなくヒノキと、普通の家よりはるかに水に強い材料で作ってますが、それでもできるだけ濡らしたくないです。

先日、雨降りの日に某有名ハウスメーカーの上棟後の現場を見たら全部むき出しだった。少しぐらい濡れても大丈夫な自信があるのかな?(見る限りでは湿気大敵のホワイトウッドで作ってあったけど・・・)


木の家の上棟 豊橋市
そして無事上棟。ほっと一息です。