大岩町 奥三河の木で作る塗り壁の家 H邸上棟 その1

昨日は上棟でした。
朝、一番からHさんご夫妻が現場にお越し下さり激励のお言葉を下さった。やっぱり、朝一番に「よろしくお願いします。」改めて声を掛けて頂くと大工さんも人の子ですから、そりゃあご機嫌で張り切る(笑)。8時から柱を起こし始めました。Hさんご夫妻も興味津々で組み立ての様子をご覧になられました。私は解説者。
図面や話には聞いていても、いざ工事を目の当たりにすると手順や木材のボリューム感、木の香り、カケヤ(木槌)で叩く音、クレーンのエンジンの唸り、そりゃあ迫力です。上棟日はほんとに見ごたえがあります。私も使われてる木の樹種、樹齢、産地、グレード、節の具合から始まって、作り方やら、なぜこういう設計を提案したのかなど解説することが山ほどあって思わず熱弁をふるってしまったのです(笑)。Hさんご夫妻も「へ~!」、「そうなんだ~」、と感心されるこしきりです。設計の際に詳しくお伝えしたつもりなんだけど、と言うことも感心して聞いてくださいます。「え~、言ったじゃん。」なんて野暮なことは言わず、ひたすら解説。
そりゃあ家づくりなんて皆さんはじめての体験ですから、恐縮ですがプロからすれば、ほとんど訳も分からず家を注文されていると思えます。だから上棟日は徹底的にご自分の家がどんなにすばらしい材料と、設計と、確かな腕のメンバーで作られるのか、とことんお伝えします。トコトン!だって、こんないい家作ってるのに持ち主の方にその良さを理解してもらえなかったら、めちゃくちゃ悲しいし、良さを十分わからずにお住まいになったらお施主様も勿体ないと思うんですよね。
「こうやって作ってるとこを見ると、ほんとに良く分かります。」と喜んで頂けたのがとても嬉しかったです (^-^)b
ちなみにクレーのオペレーション(荷物を上手に吊り上げる)のが一番受けてたっけ。ちなみに私が高いところに上ったり、トラックで材料を運んだりも意外だった見たいでウケた。どうもイメージだと何時も事務所で机に向かってるっぽいようですが、実は現場でウロウロしてる時間の方が長いんですけどね(苦笑)

で、ご褒美のお弁当。
すごくおいしいお弁当をお昼に頂きました。結構なボリュームだったけど大工さんもみんな完食してた。Hさまごちそうさまでした!