奥三河の山の見学会に行ってきました。 

伐採現場 奥三河の木

11月2日は恒例の山の見学会でした。

伐採現場といってもこんなに足場の良いところです。小さなお子さんもたくさん参加されてました。今回は名古屋を中心に50名以上の方が参加されてとても賑やかでした。こうやってみると木の高さや太さはそれほどでも・・・と思われるかもしれませんが、実際にはかなり太い。
直径1mの杉の木

ね、太いでしょ(^-^)

直径約1m、胴回り3m、樹齢200年(江戸の後期1819年ごろに植えられたと思います)の木です。
伐採現場でいつも思うのですが、数十年、数百年かけて成長した木を切り倒すのは申し訳ないというか、ありがたいというか、そんな資格が我々にあるのかとか、植えた当時の人はどんな思いで植えたのか、どんなことを考え、どんな暮らしをしていたのだろう、この木は今まで何を見てきたのだろうか・・・などと様々な思いが巡ります。

木の記念写真 

今回、参加されたK様とO様と記念写真をパチリ。
杉の丸太の製材
伐採現場の前に製材所で見学。騒音の中丸太が板と角材に分かれ行きます。どの部分に鋸を入れるとより良い製品になるか、見分ける目と技術が必要です。単に板や角材にしてるわけでは無いんですよね。無垢材として使う場合はこの段階から神経を使います。
杉 ハギ板、接着剤

加工場での見学の様子です。
板を張り合わせて、より広い板を作る工程です。

そして、毎回必ずでる質問が接着剤の安全性。シックハウス対策として接着剤の成分が問題にあされることがありますが、もちろん安全基準をクリアーした接着剤で作ってます。使用量もわずかですし、現場で使うまでは時間があるので揮発成分がほぼ飛んでしまうため安全です。それでも心配という方の為には、特注で膠での接着もしてくれますよ。