奥三河の木と左官塗り壁と和紙クロスで作る家 H様邸サッシの取り付け

上棟から10日。工事はどんどん進みます。サッシが付いて工事用玄関ドアもつきました。瓦も土曜日に完了。今朝は瑕疵担保責任保険(10年保証)の中間検査でした。もちろん指摘事項なし(^-^)だいぶ家の形ができてきましたね。今週は外部の防水シートを張り、軒天井下地、外壁取り付け下地(胴縁)の取り付け、内部は電気配線が始まります。

屋根と言えば最高級な屋根はこちら。かやぶき屋根ですよね。カヤ自体、調達が大変、葺くのも手間暇かかります。昔は田舎ではどこの家も茅葺で、葺き替えには集落の人が集まってお互いの屋根の葺き替えを応援しあう「結い」の習慣がありました。今は専門の方が葺きます。写真は先日訪れた伊勢神宮の外宮の正宮。もう、茅葺屋根の中でも最高級ですね。日本一です。
屋根話のために伊勢まで写真を撮りに行ったわけではありません(笑)。お参りに家内と行ってきました。なんといっても日本で一番位の高い神様(天照大御神:内宮)のご飯を作る神様(豊受大御神:外宮)のお住まいですからね。豊受大御神は産業を司る神様だそうです。「いっぱい良い家を作らせてください!」とお願いに行ってきたというわけです。

ちなみにこう言う所の鳥居はヒノキです。日本書紀によるとスサノオノ尊が杉で船を作れ、ヒノキで宮殿を作れと言われたそうですから、鳥居もヒノキなんでしょうね。ちなみにお稲荷さんは杉を神様の木として大切にします。杉とヒノキで作る家って、そう思うとすごいよね~。

防水工事も完了。察しがついてバルコニーの防水ができると一安心です。バルコニー防水ができれるとこの部分の掃き出しサッシも取り付けができるようになります。

こちらは現場監督さんH邸の工事をチエック中。イエイエ、そうではありません。お施主様です。上棟後の骨組みの様子や屋根工事の様子をご覧になりたいとのリクエストで、先日ご案内しました。安全のためにヘルメットをかぶっていただいてます。今回は玄関回りの外壁と天井を板張りにするので張り方についての打ち合わせを兼ねて、しっかりご覧いただきました。楽しんで頂けたみたいで良かったです。見学して頂くほど建物の良さが分かります。結構、細かな所や隠れてしまう所もアレコレ工夫してるし、隠れるところの素材も気を付けてます。見学時にその辺をしっかりお伝えできるのですごくウレシイです。
11日は骨組み見学会です。ぜひ見に来てください。