奥三河の木と左官塗り壁と和紙クロスで作る家  造作 H様邸

腰壁 ヒノキ板 豊橋市大岩町

こちらは1Fのトイレの腰壁。
腰壁は床材とおそろいのヒノキの節無し(正確には無節上小=節が全くない板と小指の爪先程の小さな節が一枚の板の中に一ヶある程度の板の混ざったグレード)板を張りました。高級旅館でこんな感じの腰壁見かけますよね。でも、特別に和風を意識したわけではありません。

「トイレの壁のお手入をするのに、拭きやすい素材が良いんです。何かお勧めは有りますか?でも、樹脂パネルみたいなのは余り雰囲気が好きじゃないです・・・」との奥様のリクエストにでした。そうなると私の回答は「板張りですかね~」しかないよね(笑)。床が節なしのヒノキですから、同じ素材で合わせたという訳です。基準の仕上げの珪藻土クロスと比べると費用は若干余分に掛かりますが、家全体の予算からすれば微々たるものなので採用していただきました。節が目立たなくてすっきりしてるので、高さも窓の高さに合わせて納まりもスッキリさせました。
木製洗面カウンター 豊橋市大岩町

そしてこちらはトイレ手前のホール部分の洗面台です。素材は杉。カウンター部分は耐水性が高くて汚れが目立ちにくい赤身です。これから壁を塗って仕上げ洗面器や水栓、鏡、照明器具を取りけます。左は収納棚です。無印の収納ボックスに合わせたサイズになってます。こちらも同じ素材の可動棚が付きます。

 ご家族が多いご家庭は洗面が二つ、そのうち一つは脱衣室と独立してると便利です。わざわざもう一つ洗面室を作らなくても、通路幅を広くして洗面台を設置すればコンパクトに納まりますので、時々こんな設計をします。希望サイズに合わせ加作れるので板を使う事が多いのですが、デザイン的にもテイストの一体感があり、見せる洗面としてインテリアの一つにもなります。
神棚 ヒノキ作り付け 豊橋市大岩町

こちらは神棚(神棚を据える)です。神棚をすでにお持ちだったので、そのサイズに合わせて棚を作りました。こちらも奥三河産桧の節なし板。コンパクトなお部屋に据えたので、安全を考えた高さ(でも、手を伸ばせばお供えの交換がしやすい高さ)にして、支えも余り出っ張らないよう工夫しています。
ヒノキの柱 豊橋市大岩町
こちらはヒノキの柱のアップ。ヒノキの化粧柱が見える家って最近はあまりないですよね。壁の中もこんな柱が数十本入ってます。
紙クロス下地 豊橋市大岩町
月曜からクロス工事の予定でしたが土曜日の午後から始めてくれました。今回は一階はほとんど左官工事なので、クロス工事自体は早く終わりそうです。クロスと言ってますがビニールクロスではありません。全部珪藻土が表面に塗られている珪藻土クロスです。二階の一室はリクエストで和紙を張ります。
外壁防火サイディング 豊橋市大岩町
外壁も先週ほぼ出来上がりました。明日からは目地の仕上げ、軒天井の塗装が始まります。早く足場が取れると素敵な外観が現れます。楽しみです。・・・お施主様より私の方が楽しみだったりして(笑)。 では、今日はここまで。