断熱リフォームと内装工事 やぐま台のSさんの家

壁断熱 田原市

S邸は和室を梁の見えるレトロな感じの洋室に生まれ変わらせる工事ですが、断熱改修も併せて行っています。土塗り壁だけでは冬は寒いので、その上に軟質繊維板を張りました。軟質繊維板=インシュレーションボードとも言います。まあ、簡単に言えば段ボールが少し硬くなった感じの柔らかなボードで、木をほぐしてプレスしたものです。
土壁の無い部分には防湿層不要のポリエステル繊維断熱材を詰めます。どのくらい保温性が高まったか、今年の冬が楽しみです。
大工造作工事 田原市

ボードが貼り終わったら造作工事です。奥に見えるのは杉板で作った大型シェルフ。収納棚の大型版です。扉は付けずオープンに使う予定です。 胴縁や野縁、巾木など長い物は場所が無いので梁にかけて保管しながら作ってますが、リフォームの場合は材料の置き場も工夫が必要なんですよね。散らかすと作業の効率も落ちるし、傷をつけたりとロクなことは無いです。ま、新築でも同じですが片付けのヘタクソな職人さんはダメですね。
ヒノキの縦格子

奥様のリクエストで作った格子。ヒノキの4面節なし材です。設楽の私の製材(奥三河木材協同組合)から持ってきました。やっぱりヒノキはヒノキです。香りが良いですね。
実はこれ壁掛けTV用の取り付け下地(簡易壁)です。黙っていたら和の雰囲気を出すための飾りとか、格子戸に見えます。
黙ってた方が良かったかな(笑)。
お八つ

頑張ってるので先日奥様がご褒美にパンケーキ焼いてごちそうして下さった。おいしかったです(^ー^)
奥様がほんとにお気遣い下さって、毎日職人さんに何かしらおやつを出して下さる。10時とか3時に掛かる様に現場に行くと私もご相伴にあずかれるんです(笑)
ちなみに今日は、朝取り茹でたてのトウモロコシを頂きました。決してお八つ時間を狙って行ってはいませんよ~。
塗装下地工事 田原市

ペンキ塗りの下地調整です。古材に塗料を塗ると良く吸い込む(塗料が必要)箇所とそうでない箇所があるので、塗り面の状態を見て必要量を予想します。匠の塗油の久米蔵色を使いますが、値段が結構お高い自然塗料なので余分に買うのも嫌だし、足らなくても困るし、必要量の予想が難しいです。買い足すにも特殊な塗料で近所では売ってません。時間が掛かって工程が困るんですよね・・・。
クロス下地 田原市

で、こちらが塗り上がり。
天井は明るくなる様に白く塗りました。梁は赤茶色(久米蔵色)でコントラストが映えます。壁は珪藻土クロス仕上にするので下地処理にパテを施工中。
だんだん、格好が整ってきますね。
レトロな照明器具 田原市

照明器具も取り付けて、エアコンも取り付けしなおしました。部屋が新しくなったんでエアコンも新品の様に見えました。不思議ですね(笑)梁に取り付けてある金物もこげ茶色に塗りました。細かい所を丁寧に仕上げたいです。
細かい所を簡単に済ますと店舗みたいで、安っぽくなっちゃうんですね。それが嫌なんですよ・・・。
お施主様は拘らなくても、細かい所の違いは作ってからご説明差し上げると「なるほど~」って喜んで頂けるんですよね。
次回はいよいよ完成したところをお見せできます。お楽しみに~。