棟上式無事終了。上棟は危険な作業もあるので無事終わって感謝です。

昨日は上棟日よりでした。心配していた天気もあ間が降らないだけじゃなく、昼間はちょうどよい曇り空。この季節はまだ体が暑さに慣れていないので、直射日光はきついんですよね~。ホントにお施主さんの強運に感謝です(笑)。それで夕方18時、曇っていた空が明るくなり写真を撮るにはもって来いでした。
N邸のプロポーションはオーソドックスな寄棟スタイルです。地味な屋根型ですが、流行り廃りが無くて軒も四方に作れるので、雨も陽射しも豊かなこの地域には都合がいいです。

いつもの様に午前8時から作業開始。総二階35坪で南面の長さが有るので大きく感じますね。35坪クラスになると上棟日に組み上げるのが時間が掛かって焦ることもありますが、果たして今日はどうかな?

はい、とても工事が順調でお昼前に2階の梁上合板が張り終わりました。このままだと3時から上棟式か!?(笑)と言うくらいのハイペース。総2階で下屋根が無いと早いです。余裕が有るので大きな声も聞こえません。ピリピリした雰囲気は全く無し。穏やかです(笑)

現場の方付けも終わり5時から上棟式をしました。祝詞は毎回私が奏上させて頂きます。気が引き締まります。 「無事上棟までこぎつけられ、本当にありがとうございます。どうか無事完成する様お守り下さい。そしてお施主様ご家族がずっと健康に楽しく暮らせるようにしてください。」っていう気持ちがフツフツと湧くんですよね。
いろんな問題を乗り越え、危険な作業も無事終え、ここまで来れたのはお施主様のご運やご努力、工事関係者みんなの協力、やる気、運気がまとまった結果だと思うんですよね。私は家づくりのプロデューサー的立場なので、一人では何もできませんからお施主様をはじめ関係者のおかげだし、神様のおかげだと感謝の気持ちが自然と湧きます。祝詞にも「~の家を造り初むるに、かくたやすからぬ事をば我が須女神の御霊賜いて・・・」とありますから昔から家づくりは簡単な事じゃないんですよ。

今回も心のこもったお弁当をご用意くださいました。N様ありがとうございます。大工さんは体を張っての危険な作業をしてくれるので、こうやってお気遣いいただくと本当に喜んでくれるので私もありがたいです。人生で他人に命懸け(上棟日の高所作業は一つ間違えば命を落とします)の仕事をやってもらう事なんか、上棟ぐらいしか無いですからね。

それからお土産もいっぱいお気遣い頂きました。もったいないくらいです。 もちろんお土産や、お昼のお弁当で仕事のグレードが変化する様な事はプロ集団ですから有りませんが、自分たちの仕事や価値を認められたって感じるんでしょうね。気持ちが籠っていれば、缶コーヒー本でも職人さんは喜びますから。神様に感謝、お施主様に感謝!