構造用集成材ってじょうぶなの?

構造用集成材の耐久性はどうなってるんでしょうか?

構造用⇒つまり骨組み材です。

耐震性の大前提は、骨組み材の強度が保たれてることです。

骨組み材が腐ったりシロアリに食べられたりしたのでは、例え耐震等級3の家でも地震でどうなるか分りません。
ホワイトウッド

前々回のブログで、もともと耐久性が低い木は薬剤処理しても安心はできないと書きました。

これは木を張り合わせて作る集成材にも言えます。

張り合わせれば強度は高まりますが、木の耐久性や耐蟻性が良くなるわけではありません。

そして住宅でよく使われる構造用集成材の材料は、ホワイトウッドやレッドウッド(おうしゅうあかまつ)です。

どちらも耐蟻性(シロアリに食べられやすいかどうか)は【ナシ】

ホワイトウッド(スプールス・オウシュウトウヒとも言う)にいたっては耐久性(腐りやすさ)は【極小】

いづれも薬剤処理で長持ちさせることが大前提の木なんですね。

地震が来て家が壊れてから『ああ材料が腐ってたんだ』と分っても手遅れです。

家づくりで失敗しないためには、不安のある材料は使わないことです。

樹種による耐蟻性の違い

樹種による耐久性