東三河でカッコイイ自然素材の家を建てる 1

d7e21ea0b2251d0136a6bb643274f497

~なんで木の家がいいのか?~ 

木の家は住みやすいとか、木の家が良いとか聞いたことありませんか?

木の家の良い点はいくつかありますが、その一つが湿気をコントロールしてくれることなんです。


東三河の平野部は、全国レベルで見れば夏のジメジメした蒸し暑さが気になる高温多湿な気候です。

「温度や湿度のコントロールはエアコンの仕事」と割り切って住まうこともできますが「エアコンが苦手」という方もいますよね。

ニガテでなくても省エネや、最近よく言われるSDGsの視点からすれば、機械に頼らないで温度や湿度のコントロールが出来れば良いですよね。家計にも優しいですし。

家づくりの中で温度のコントロールは省エネの観点からものすごく話題になってますが、湿度のコントロールはあまり取り上げられてません。

8f00bf8da29ed7f22b234b1047b3dcfe
でも、取りあげられてないだけで方法は有るんですよ。

昔から、木や土壁など湿気が多ければ吸収し、乾燥すれば湿気を吐き出す、いわゆる呼吸する素材で建てる家が住みやすいと言われてきました。

でも科学的に明確な裏付けが無かったです。

最近、ようやくWUFIヴーフィのようなソフトが使われだして住宅の湿度コントロールが注目されだしたところです。

科学で理論的に解明されだしただけで、昔からの知恵として有ったんですよね。

なかでも家づくりの中で大量に使われる木材は、使用量が多いので湿度のコントロールにすごく役立ちます。

木材の中では杉や桧などの柔らかなムク材(接着剤で張り合わせたりしてない、自然のままの木)は呼吸をたくさんします。

奥三河の山にたくさんある杉やヒノキも、例えば長さ3メートルの12センチ角の柱一本で、牛乳パック一本(1L)くらいの湿気を吸ったり吐いたりできるんですよ。

でも、接着剤で薄い木(板)を張り合わせて作る合板はほとんど呼吸しません。

ムク材で無いとダメなんです。また、ムク材でも表面を樹脂で覆うように塗装しては駄目です。
つまり合板フローリングはアウトなんですね(笑)

次回に続く。