節の無い板

洗面

節の有り無し、木目、色のコントラスト。板は自然のモノなので同じものは一つもありません。模様を揃えるにも限度があります。この写真の床は桧、壁と天井は杉。洗面台も杉の節あり材。やはり桧は濃淡が少ないので大人しく上品な感じがします。杉は節が無くても濃淡がはっきりしてるのでチョット個性的。個性の違いで微妙な味わいがあります。

この微妙な差を味わえる人、理解できる人にはたまらない写真だと思う。美的センスを持ち合わせた人でないと木の家の良さはわからないだろうな・・・。感性は磨けば発達しますので、ちょっとでもイイなと思われたあなたはセンスは有りますよ。

そして木の面白のは、5年も経てば色の濃淡はほとんど無くなり、杉も桧も同じような風合いになる所です。それはそれで、またきれいなんですよね。木の美しさは、わかるとほんとに楽しいですね。

事務所でパソコンに向かって図面書くのも楽しいけど、現場で木を愛でるのにはかないません。ある意味、現場が息抜き(笑)。