自然素材の家の自然素材


もうずいぶんと長く、「自然素材の家を作ってるハミング」と言われてます。


でも、本人は自然素材至上主義ではナイ(笑)。


「え~!!! ウソ」なんて声が聞こえてきたゾ。


ご心配なく。 住む方にとってのベストを追及したら、

素材は自然素材がとりあえずベストだった、と言うことです。


さて、その自然素材の中のメイン素材と言えば木です。

今日はその「木」のことを少し書いてみます。


日本では杉やヒノキが主なんですが、木は世界中に木はあるわけで

世界中から木を輸入してる日本人が一番「木」にうるさいいんじゃないかな・・・。

木を愛でる気持ち、文化が日本人は格別だと思います。


で、一口に「木」と言っても腐りやすい木もあれば、

とても頑丈な「木」もあります。


とりあえず、お値打ちで丈夫なのは杉の赤色の部分。

一方でパインのような松系なんかは水に弱い、つまり腐りやすい。

湿気が無い場所、内装とかに使ってればOKですけど。


適材適所と言えば日本では棺桶の材料は、もともと土葬の文化だったこともあり、

土に還りやすく、節のない白い板が安価に作れるモミの木を使ってきました。

白木=ヒノキとは限らない(笑)。


外国のモミの木の種類でポピュラーなのがオウシュウトウヒ。

日本での別名、ホワイトウッド。

シルバーパインなんかも仲間の木ですね。


このホワイトウッド、今や日本の家作りには欠かせない材料で

大手ハウスメーカーから大工さんまで柱や梁に使ってます。

オウシュウトウヒ=湿気に弱くて腐りやすい木の代表なんですよ。


ま、いろいろ知ってしまっている私としては、骨組みには絶対使いたくない材料です(笑)。

内装建具材ならOKですが、柱や土台、梁なんかには恐ろしくて使えない。

だから使ったことないです。

自然素材の家は良いけど、適材適所も大事だよね…。

変な材料で家を建てないで下さいね~。