奥三河のムクの杉とひのきで作る漆喰と和紙の家 豊橋市大岩町H様邸

内部工事と並行して外部の工事も進み軒天井の塗装下地処中。軒の天井材料はケイカル版と言って防火性能の高いボードを90㎝ごとに金属目地をを入れて繋いでいきます。ケイカル版と金属では塗料の乗り具合が異なりますので、キレイに仕上げるために金属部分を下塗りします。やっぱり下ごしらえなんですね。プロと素人の差は技量の差もありますが、準備を丁寧にするかどうかも大きいです。

こちらは玄関の軒天井。。天井の板と壁の板を向きを変えずに張ると、板同士を直交させるよりスッキリ見えまね。木は存在感が大きいので、こういったところも一工夫するとキレイだと思います。白い壁に茶色の板でコントラストも良いです。 ご主人のご希望のイメージ通りかな?今度、感想をお伺いしてみます。

こちらは塗装前ですが、塗装して少し色が濃くなるとメリハリが付きます。

内部はクロス工事完了しました。和紙はサンプルでグリーン系を選んで頂きました。張ってみると光の加減で白く見えたり、薄いペパーミントグリーンに見えます。コウゾやミツマタの木の繊維が微妙に残っていたり、漉き加減で紙の厚みが微妙に異なって味があります。紙ですので汚れやすさは有るかもしれませんが、貼り重ねることもできますから汚れたらDIYでちぎり絵の様に張り重ねるのも面白いかも。


こちらはDIYで張った和紙です。和紙と言ってもクロス用ではなく多用途の手すきの紙を適当な大きさにちぎって張ってます。厚手の柔らかな紙だったのでカッターで切ると張った時に張り合わせラインがはっきり出ます。ラインを揃えるのが大変なので定規を当てて千切り、張り重ねてます。実はこれ私の書斎です。塗り壁に本などが当たって傷んだ箇所が出てきたので保護を兼ねて自分で張ってみました。色合いの異なる紙を買ってきたので張り分けてみました。張るの、時間はかかったけど簡単でしたよ。