集成材のはなし


木の家をお考えの方なら「構造用集成材」のことを聞いたり実物を見たりしたことが有るかもしれませんね。


集成材を使っている住宅会社では、こんなふうに紹介してます。

例えば・・・
強度・高精度の構造用集製材を使用。設計の自由度を高め、つねに均一の品質を保ちます。」

とか、
「ムク材は、自然の素材ならではのよさがある反面、節や木目のあり方が一本一本違ったり、乾燥による反りや割れが生じるなど、強度や品質にバラつきがあります。」

「原材料である木材を20mm~40mm程度のひき板にし積層接着したもので、従来のムク材よりはるかに高い精度と安定した強度を確実に発揮します。強度比較実験でも、平均して一般製材に比べ安定した強度があることが確認されています。」


構造用集成材の耐久性
 
とか、
「木材の抜け節や腐れ節などの欠点を取り除き「ひき板」として積層接着した構造用集製材です。樹種ではなく強度性能値によって分類・厳選された安定した品質の材料を構造材としています。


さて、集成材はとても素晴らしい材料のようです。

でも茶色の太字部分に注目してください。


「強度」「精度」「品質」について優れているとありますが、耐久性(長持ちの事)には触れていません。

また、樹種に関係なく、強度があれば良いとあります。


集成材の耐久性や張り合わせる前の、元々の木については触れらてません。

なぜでしょうか?


その理由は次回。