K様の家の基礎完成

基礎工事がほぼ完了。基礎は間取り(土台位置)にあわせて作るのはもちろんですが、地盤の高さ設定も大切です。今回は両隣りさんよりも15㎝ほど地盤を高く設定しました。理由は簡単で、元の地盤の高さに合わせただけ(笑)
地盤の高さは道路との関係で決まります。お隣さんは道路と玄関が近いので、15㎝高くすると玄関までの階段が1段増えます。そうすると車が置けない、出入りが不便と言った不都合が起こります。(お隣さんに聞いたわけではありませんが、たぶんそういう理由で設計士さんが計画されたと思う)
元々、この土地には大きなアパートが建ってたそうで残っていた境界のブロックを見ると、元の地盤の高さの跡がついてましたし一軒おいて南のお宅も15㎝高い。基礎は地盤に埋め込むので当然、掘った土があまり捨て賃も発生します。差支えない範囲で高くしておけば、有利になることはあっても不利になる事はありませんから。

コンクリートで隠れてますが、中身はこんな感じでビッシリ鉄筋が入ってます。そして鉄筋の下には湿気が上がるのを防ぐシートがあります。
奥に見えるパイプは給排水菅を通すための菅(さや管)。コンクリートに直接埋めず菅の中に菅を通せば簡単に抜き取って交換できるのでこういう作りになってます。
この状態で「配筋検査」を受けます。今は瑕疵担保保険が義務付けられてますから、必ずこの段階で外部の検査を受けます。今回の検査員さんは豊橋市の建築指導課のOBさんっぽかったな・・・。どなたが検査されても、甘い、辛いは無いですが業界では豊橋の建築指導課は伝統的に厳しいそうで、そこのOBさんとなるとチョッと緊張(笑)
今まで不備を指摘をされたことは無いし、検査の前に自主検査してますから問題は無いんですがね。もちろん指摘事項なし、無事合格でした。

現場の看板も取り付けが終わり、土台据え、上棟を待つばかりです。木材の加工もほぼ完了、床や屋根の断熱材も会社の1階の倉庫に届いてます。4月の第二週からの木工事ですので丁度桜も満開、入学式のシーズンで暖かくて気分ウキウキの季節ですが、心配事が一つ・・・。
雨。雨さえ降らなきゃ、ありがたいのですが・・・。作りはじめのこの時期は、毎日天気予報とにらめっこが続きます(苦笑)