「ゲッ、虫食いかよ!もう、5年も経つのに・・・。」
この程度の穴が開いたからといって、ぜんぜん問題は無い。
だけど、原因が何か突き止めなきゃ・・・。
と、思った矢先にコガネムシのような虫が飛んでいるのを発見。
松の木は何年もしてから蛾が孵化して飛び出すことがある。
でも、これは杉の木。おまけに芯材です。
捕まえて、図鑑で調べようと思い、
子供の虫取り網をとりに行った数十秒の間に見失いました。
残念と思いつつも、脚立を持ち出してとりあえず穴をのぞいて見る。
すると、穴の奥のほうでなにやらゴソゴソ音がしている。
おまけに、おが屑のような木の粉も穴から落ちてくる。
シメタ!とおもい、キンチョールを持ってきて穴の中に思いっきり噴射しました。
ブン!と音がして大きな虫が飛び出して、そのまま地面にポトリ。

なんと、クマ蜂でした。(どこがコガネムシだよ・・・。)
クマ蜂は枯れ木に巣を作る。製材して梁になってても、クマ蜂からすれば枯れ木だわな。
おとなしい蜂なので、とても可愛そうな事をしてしまいました。
以来、もう数日が経ちますが、
「可愛そうな事をしたなあ・・・」と、時々思い出して気持ちが滅入ります。
もう少しでお彼岸だし、成仏してね。