それで、こんなものを見てきました。

今でこそチェーンソーが当たり前に使われ、ホームセンターで売ってるほどですが、
50年前はとても高価だったそうです。
1台の価格が当時の平均年収並だったそうです。
今で言えば4~500万と言うことですね。
だから、一般には写真のような大きな鋸や斧で伐採してました。
大変な仕事だったろうな、と思います。
さて、最近私は木材組合の理事としての仕事がだいぶ増えました。
それで、行政関係の方や大学の教授など、いろいろな方とお会いします。
そのなかで、私が一番関心を持っているのが【木育・・・もくいく】です。
食育と言う言葉は良く聞くと思いますが、
木育という言葉もあるんですよ。
以下は、チョッと長いですが木育についての解説。
『適切に管理された森林から伐採された木材を使うことは、
森林の整備に貢献するだけで無く、地球温暖化の防止や大気、
水、土壌などの環境維持に貢献するという意義があります。
しかし近年は、木材に触れる機会が減少したため、
木材利用の意義についての認識が、特に若い世代において低い傾向がある。
そこで、平成18年9月に「森林・林業基本計画」において、
市民や児童の木材に対する親しみや、木の文化への理解を深めるため、
材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶ教育活動を
「木育」と呼称・推進することが閣議決定されました。』
と言うことです。
少々乱暴な言い方ですが、家は子育てのために建てるようなものです。
『アパートで子供が騒々しいと、つい叱ってしまう。
ほんとは、もっと好きなようにさせてやりたいのに・・・。』
例えば、こんなこと思われたことありませんか。
親としては、子供の発達に少しでも良いものを取り入れたいわけで、
そうすると、『木に触れる家』はかなり重要な存在です。
子供たちに、少しでも【良い物】や【環境】を引き渡してあげたいと思います。
本来なら住宅の仕事だけしていれば良いのですが、
どうしても、子供たちのことを思うと木材そのものを社会に紹介したいし、
(環境を考えればそれも、地元の木を使うことが必要です)
元々、山の材木屋の出身で家づくりのことも分かってるし・・・。
『俺がやらなきゃ誰がやるの』と思っちゃう。
・・・なんか、長くて暑苦しい今日のブログでした。