ブログときどき書いてます
リノベーション工事でよみがえる木の家 豊川市H様邸
2020年1月19日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

天井は杉板張り。断熱材が空気を含んで膨らんできました。

こちらの個室は一方の壁だけを杉板にした。杉板自体に強度があるので横張りなら下地無しで張れます。ということは下地の厚み15㎜分、壁を薄くできるということ。限られた空間を上手に使うのには有効です。たかが15㎜ですが出入り口に絡むところでは15㎜は大きい。こういった細かなところで住み心地がかわるんだよね。
今年最初の放送でした。ハミングささき 木々の歌声
2020年1月12日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

先週の水曜日は今年初めての放送だった。久しぶりに建築の話をした。リノベーションの話です。
「家づくりは、まずはカウンセリングですね。」とお伝えしたかったんですが伝わったかな?
家づくりをモノを買う感覚でとらえてる方には「は~??」って感じでしょうが注文住宅、リノベーション、リフォームは一件たりとも同じ工事は無い。全部違う。だからお医者さんに掛かる、美容院でカットの仕方を相談するとかと同じで話し合いが必要です。だから建売分譲住宅以外、住宅に係る工事にセールスはあり得ない(笑)。
(偉そう言ってる暇あったらバックナンバーをアップせねば・・・。)
私の番組も今年で11年目になります。(FM豊橋の最長寿コーナーだよ!)少しはリスナーさんの役に立ってるのかな?・・・と不安ですが、今年も一生懸命、木の事、森の事をお伝えしていきます。(たまには家づくりの話もする予定)
内張町のY様の家 年末に完成と引渡しです
2020年1月9日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

内部は今風の自然素材の家です。建具がちょっとレトロかな。
12月24日、クリスマスイブに引き渡しました。年末にお引越しでした。

外観は昭和の家です。今年は庭の仕上げや植栽をします。

カギを使って頂き、まさに引き渡しの瞬間。最近のドアは正式なカギを差し込むと工事用のカギが自動的に使えなくなります。これでもう私は勝手にこの家に入れない・・・。寂しい。お客様の家だから仕方無いよね(苦笑)完成はうれしいけど寂しいです。

引き渡しが終わったらクリスマスプレゼントを下さった。お客様から時々お土産やらプレゼントをもらう。
ウレシイ・・・。
豊川市大木町 H様のリノベーション工事
2020年1月8日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

11月の終わりには解体が完了。外部をブルーシートで覆いました。昔の家はトイレやお風呂などの水回りは土間仕上げでした。だから部分的に土台も無い箇所があります。床下は土のまま。これから防湿土間コンクリートを打ったり基礎の天端をそろえて土台を据えます。

今回は数平米の水回りの増築もあります。たとえ数平米でも長期優良住宅仕様なのでびっしり鉄筋組んでます(笑)。場所も限られ工事がスムースなこともあって、布基礎では無くベタ基礎で。

土の部分を均して防湿シートを敷き込みます。

その上にコンクリートを流して平らにします。

土台が無かったところの基礎をきれいに補修して土台が据わるようにしてからアンカーボルトを埋め込みます。
建物のボディがしっかりしてることが木造リノベーションの大前提です。このくらいキチンとした家だと最新の新築住宅と強度、耐久性もほとんど遜色なくできます。
明けましておめでとうございます。
2020年1月8日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」
明けましておめでとうございますって、今年になってもう1週間たってるんですけど(苦笑)。
年末は内張町のY邸の完成、お引渡し、豊川市のリノベーション工事の解体が終わり基礎工事、木工事と急ピッチ進み、土地探しのお客様のお手伝い(良い土地が見つかりました!)、年末のご挨拶やら新年を迎えるための準備など目が周りそうなくらいバタバタだった。(言い訳してもね・・・)28日~1月5日まで会社はお休みということになってましたが31日までしっかりお仕事させて頂き、新年も1日から自宅で仕事、2日からは出社してます。冬休みの間にブログもアップをと思ってたのですが、なんとトラブルでアップできない。「このホームページは保護されてないので危険です」とか表示されて原因はわかるのですがHP管理会社が冬休みで連絡がつかない(涙)
なんだかんだで、今日からブログ再開です。ちゃんと元気にお仕事してますのでご安心下さい(^^)
リノベーションが始まった。豊川市 平屋Hさんご家族の家
2019年11月25日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

豊川市内でリノベーション工事が始まった。リノベーションといっても色々ですが、今回はかなり大ごとです(^^)b
土台と柱と小屋組み屋根だけ残してあとは全部作り変えます。柱は撤去せずほぼそのまま。むしろ耐震性アップの為にかなり追加しますが、間取りはオープンで広々した今時の使いやすくてカッコイイ形に完全に変わります。ま、テレビでやってるビフォアアフターの感じですかね。(テレビ番組のようなミーハーなところは無いですが・・・。耐震性、耐久性、使い勝手工場、断熱性能アップをきちんとします。もちろんデザイン的にもすっきりと上品に無垢材でまとめる予定)

天井壊したら出てきたぞ~。ま、あらかじめ天井裏に潜って調査済みなので良いんですが。というか、これを見せて民家風にしたかったんですよね。丸太はカッコいいですからね。

裸になりました。

立派な骨組みですね!さあ、この子たちをどう見せるか・・・。これからが腕の見せ所(頭のひねりどこ?)です。すでにあるものを生かし、もっとかっこよくしたいわけですから、新築よりもかなりレベルが高い工事になります。やりがいがあるから楽しい。実に楽しいです。お施主様より楽しませてもらってるかも(笑)。
奥三河の山の見学会に行ってきました。
2019年11月13日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

11月2日は恒例の山の見学会でした。
伐採現場といってもこんなに足場の良いところです。小さなお子さんもたくさん参加されてました。今回は名古屋を中心に50名以上の方が参加されてとても賑やかでした。こうやってみると木の高さや太さはそれほどでも・・・と思われるかもしれませんが、実際にはかなり太い。

ね、太いでしょ(^-^)
直径約1m、胴回り3m、樹齢200年(江戸の後期1819年ごろに植えられたと思います)の木です。
伐採現場でいつも思うのですが、数十年、数百年かけて成長した木を切り倒すのは申し訳ないというか、ありがたいというか、そんな資格が我々にあるのかとか、植えた当時の人はどんな思いで植えたのか、どんなことを考え、どんな暮らしをしていたのだろう、この木は今まで何を見てきたのだろうか・・・などと様々な思いが巡ります。

今回、参加されたK様とO様と記念写真をパチリ。

伐採現場の前に製材所で見学。騒音の中丸太が板と角材に分かれ行きます。どの部分に鋸を入れるとより良い製品になるか、見分ける目と技術が必要です。単に板や角材にしてるわけでは無いんですよね。無垢材として使う場合はこの段階から神経を使います。

加工場での見学の様子です。
板を張り合わせて、より広い板を作る工程です。
そして、毎回必ずでる質問が接着剤の安全性。シックハウス対策として接着剤の成分が問題にあされることがありますが、もちろん安全基準をクリアーした接着剤で作ってます。使用量もわずかですし、現場で使うまでは時間があるので揮発成分がほぼ飛んでしまうため安全です。それでも心配という方の為には、特注で膠での接着もしてくれますよ。
キッチンのタイルを張りました。 豊橋市Y様邸
2019年11月2日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

今回はキッチンの流し台の前面の壁はキッチンパネルでは無くてタイル張りにしました。タイル張りは割と難しいんですよね。パネルと違い一つの大きさが決まっていて目地が必要です。何もないところに片っ方から張るだけなら楽なんですが、両側に壁があって全体幅が決まっていて、その中に窓もあります。目地をどこで通すか、窓の位置をどうするか窓を取り付ける時点から考えます。そうしないとタイルの割り付けがおかしくなり、目地が通らない1センチくらいに細かに切ったタイルを張らなきゃいけない、なんていう悲惨なことになります。今回もあいろいろ工夫して納めました。

外壁を張ってます。ガルバ鋼板はつなぎ目がないのでスッキリしますね。

こちらはタイルを張り終えたのでキッチンを取り付けてるとこ。キッチンのスタイルもちょっとレトロな雰囲気です。
これでクロスを張るとまたいい感じになります。
ちょっとレトロな外観の大黒柱のあるナチュラルハウス
2019年10月24日|カテゴリー「ブログときどき書いてます」

大工工事が終わりひと段落のY邸。簡単な掃除をしてきました。大工工事の後に自分で掃除をするのはアラ探しのため(笑)。養生もれや枠材などのキズをチェックする目的です。無垢材でも針葉樹、つまり杉やヒノキは柔らかいのでキズやへこみが付きやすいです。柔らかいからこそ肌触りが良いんですが・・・。キズが付くか嫌とか、見てくれ重視の方は無垢材は使わない方がいいです。接着剤とビニールシートで作られたイミテーション素材(新建材)を使ってうか、体に優しいことを優先するか価値感が問われます。まあ、生身の人間にとっては体に優しい、健康が優先だとは思いますが(^^)
こちらは唯一この家にある廊下(畳1枚分弱)です。
「奥まってく感じが何とも言えない美しいと思いませんか?」と、私。
「そうそう、なんかいい感じですよね~」と、奥様。
結構、話が盛り上がりました。感性の豊かなお施主様との家づくりは楽しいです(笑)。

階段も一工夫してます。家をコンパクトにまとめるためにストレート階段にすることがありますが、ストレート階段は勾配が緩くてもやはり降りるときは怖いです。そこで今回は途中に半畳分の踊り場を二か所設けてます。階段の暗くて狭い感じをなくすために窓と、リビングとの境の壁にも気配窓(けはいまど、といっても壁に穴が開いてるだけです)を設けました。
こっちもいい感じです。


