ハミング社長ささきの日記

ヒノキと杉で作る家。珪藻土クロス工事とヒノキの神棚 豊橋市大岩町H様邸 

2018年3月10日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
ヒノキの腰壁 豊橋市大岩町

クロス工事が進んでます。 このエリアは完了。1Fのトイレです。壁が仕上がると腰壁のヒノキが一段と映えますね。 壁の基本は白系で模様もあまりないものと決めてます。自分の家では無いので絶対ダメとは言いませんが、花柄やストライプは貼りたくない(笑)だって、木には合わないもん。内装で木を引き立たせたいなら、木が映える組み合わせをしないとカッコ悪いですから。 新築の家の内装で木に色を付けるのも、よく考えないと新築の時は良いのですが、年数が経つとおかしくなる場合もある。木は新築時にはこの色合いですが10年経てばそりゃあもう、すごく良い色に変化しますから。

木は変化しますから、その変化を楽しむことや、変化した後を織り込んで作らないとダメです。お店の内装は待ってられないから色を付けてメリハリを出しますが、住宅でそれをやっちゃうのはもったいないと思いますね。せっかく木の家を建てるんだから、その木の良さや個性を大事にして作らないと。 変化する、へこむ、傷が付く、それが住宅に使う木の本来の姿ですから、そこら辺を理解するセンスがない人は手を出さないほうが良いかもしれません。でも、センスが無い人はムクの木の家なんかそもそも興味無し、ハウスメーカーで建てるよね(笑)


玄関 板張り 豊橋市大岩町

こちらは玄関。外壁が張れてコーキングも全部終わりました。壁も白系で選んで頂いてます。この板は塗装してありませんが、外部の木は色を付けるのは有りだと思います。板は紫外線で数年でグレー色になりますので、色を塗ってイメージを保つのもアリです。木の保護にもなります。今よりちょっとだけ濃い茶色に塗る予定です。来週には色が付きます。

木は使い分けで様々な表情を見せます。実は日本人はおそらく世界で一番、木にうるさい人種と言われています。人に人柄が有る様に、木にも木柄があります。材木屋や大工の世界では単に材種のことだけでなく、木目や表情、曲がりのクセ、年数が経ったときの変化の具合など、一般人の方には分かりづらい話題を会話します。木の世界って奥が深いんですよね。木の家を建てられる方には、せっかくなんで奥深くて楽しい木の世界をお伝えしたくて熱が入っちゃいます (^ー^)
神棚 豊橋市大岩町

和室もクロスが張れました。クロス、クロスと言ってますがビニールクロスではありません。珪藻土クロスです。珪藻土クロスは張るのが難しく上手に張れる職人さんが限られ、金額も少し高くなるのであまり一般的ではありません。でも仕上がりは自然な感じで反射する光も穏やか、縮みにくいので隙間ができにくい、湿気をコントロールする、カビにくい、静電気が起きない、ビニール臭く無い、塗り壁よりは安価など、色々メリットがあります。

神棚も壁が白く出来上がったお陰でより存在感が出てきました。
ヒノキの神棚 豊橋市大岩町

こちらは神棚の下からのアップ画像。節が無くてきれいですね。
桧 神棚 豊橋市大岩町

こちらは上から見たところ。もちろん節はありません。この見えてる側を木表(きおもて)と言います。反対側が木裏(きうら)です。何のことかと言うと木の中心に近いほうを木裏、外側を木表と言います。

木は元々丸太の状態で立っています。木の上の方に行くにつれ細くなり枝は生繁っていますが、根に近いほう太く枝はありません。節は枝の跡です。木の枝は成長するにつれ、下の方の枝が落ちたり人工的に枝を落とし(枝打ちと言います)ますが、枝の落ちた部分は幹に巻き込まれ見えなくなっていきます。と言うことは、木の芯に近いほど枝の跡(節)が大きく残ります。外側に行くほど節は無いわけです。

この板を、もう一度見てください。表も裏も節がありません。と言うことは、かなり太い丸太だったと言えます。見えてる限りで年輪を数えたら48有りましたので樹齢60年~70年くらいの木の根に近いほうだと思います。中心から比較的均等に年輪が見て取れます(偏って無い)し木目も癖が無いので、山の急斜面ではなく比較的、平な場所で育った木でしょう。木の中心の年輪は間隔が大きいことから、植林して肥料を与えられたと思います。キレイな木ですからほったらかしではなく、大事に人の手で育てられたのだと思います。

6~70年かけてようやく使える板になりました。乾燥具合を見ると製材後、じっくりと時間をかけて乾燥させた様子です。製材の担当者も「使えそうな板が有りました!」と言って用意してくれたところを見ると、倉庫でだいぶ寝かせてあったんだと思います。その期間を合わせると100年近く前にこの世に誕生したのかもしれません。神棚になる資格はあるね(笑)

木の家に使われる木、一本、一本にそんな歴史があるんですよね~。地元で大事に育てられた、そういう木々に囲まれて暮らすなんて最高じゃないですか。木のパワーを貰って元気に暮らせるはずですよ。

ヒノキと杉で作る、シックイ塗り壁と和紙クロス珪藻土クロス工事開始 豊橋市大岩町H様邸 

2018年3月8日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
早朝現場打ち合わせのご褒美 豊橋市大岩町

今朝は7時30分から現場でお施主様ご夫妻と打ち合わせでした。工事も仕上げ段階に入ってきましたので、細部の確認やお引渡しのことなど、出勤される前の時間を使って打ち合わせ。ご褒美におやつもらった(笑)。
木の家の職人さんへの現場差し入れ 豊橋市大岩町

もちろん職人さんにも頂きました。お気遣いありがとうございます。
仕上げ工事に入ると現場には、いろいろな職種の職人さんが色々なタイミングで入ってきます。それで誰でも、いつでもご自由にどうぞと言うことで、まとめて置いて行って下さいました。 決してお気遣いをお願いしてるわけでは無いんですが、家や職人さんのことをとても気に入ってくださって、作るところもしっかり見て頂いてるので大感謝、と言うことで差し入れをお持ちくださいました。H様、奥様ありがとうございます! 板の上に置いてありますが、これは完成した押入れの中。(私の作る家は押し入れは全部板張りです。)
珪藻土クロスの下地 豊橋市大岩町

クロスやの山路君が頑張ってくれてます。下地がきれいでないとキレイに仕上がりません。山路君曰く「僕はいつも二回はパテをしごく」だそうです。土濃塚大工も丁寧にボードを張ってくれるなのでクロス屋も助かってるのですが、それでもビス頭部分やボードのジョイント部分はデコボコなので必ずパテで処理が必要です。パテを塗って乾燥させてやすりで平らにして、それからもう一度パテをしごいて乾燥させて、気になる所はこの作業を三回繰り返すそう。一回で済ましちゃう職人さんも居るそうなので丁寧ですよね。だから工事に時間が掛かる。採算合うのかな?良いのかな(笑)本人が言うには「僕は二回は塗らんと気が済まんもんで・・・。」だそうです。それで残業したりしてるんだな。丁寧な職人さんは本当にありがたいです。
板張り玄関とサィデイング 豊橋市大岩町

外壁工事も、もう少しで完了。コーキングや塗装を残すのみとなりました。玄関の壁と天井だけはご主人のリクエストで板張りにしましたが、ここ以外はサィデイング仕上げです。材料が違うと取り合い部分をどうするかが問題になります。 テキトーに作ると水漏れ、傷みの原因になります。水の掛かりにくい天井部分はコーキンングで隙間を塞ぎ、壁部分は板金でカバーしました。コーキングの職人さんも丁寧で上手で助かります。コーキングをヘラできれいに平らにするのは結構難しいですが、きれいに納めてくれました(^‐^)
木の釘あな パテ処理 豊橋市大岩町

木部の隠し釘の頭のパテ処理も丁寧にするよう心がけてます。隠し釘とは、それしか押さえ様の無い場合に針のように細い釘を木の表面から打ち込んで留める技法です。釘の打ち込みが目立たないので隠し釘と呼びますが、それでも釘の太さ分はへこみ、1ミリ程度の穴は残ってしまいます。戸枠など目線に近い所は気なるといけなので目立たない様に特殊なパテで埋め、乾燥させてやすりを掛けます。この写真のどこかに処理箇所がありますが、なんとなく「ココかな?」程度でしょ。完全に分からなくするのは難しいですが、パッと見ても気が付かない程度にはなってます。こういう木工作業もあるんですよ。
洗面台のビス穴埋め 豊橋市大岩町

こちらは節ありの杉赤身材の穴を処理。全く分かりませんよね。上手だね。この作業の担当は大工さんだと思いますか?
木のパテ埋め 豊橋市大岩町

イエイエ、実は私が担当してます。こういうの、私得意なんです (^-^)b
 (小中と工作は得意だったし、高校は美術部で油絵を書いて過去がある)

設計、監督だけでなく自分でも少しは作業しますから、思い入れがなおさら強くなります。完成するともう終わっちゃうのかと寂しけど、完成させないと仕事にならないし・・・。

これからお引渡しまでは少し複雑な気持ちです。これって花嫁の父親が、娘の結婚が決まり嫁ぐまで間に味わう気持ちに近いんだろうか?

奥三河の木と左官塗り壁と和紙クロスで作る家  造作 H様邸

2018年3月4日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
腰壁 ヒノキ板 豊橋市大岩町

こちらは1Fのトイレの腰壁。
腰壁は床材とおそろいのヒノキの節無し(正確には無節上小=節が全くない板と小指の爪先程の小さな節が一枚の板の中に一ヶある程度の板の混ざったグレード)板を張りました。高級旅館でこんな感じの腰壁見かけますよね。でも、特別に和風を意識したわけではありません。

「トイレの壁のお手入をするのに、拭きやすい素材が良いんです。何かお勧めは有りますか?でも、樹脂パネルみたいなのは余り雰囲気が好きじゃないです・・・」との奥様のリクエストにでした。そうなると私の回答は「板張りですかね~」しかないよね(笑)。床が節なしのヒノキですから、同じ素材で合わせたという訳です。基準の仕上げの珪藻土クロスと比べると費用は若干余分に掛かりますが、家全体の予算からすれば微々たるものなので採用していただきました。節が目立たなくてすっきりしてるので、高さも窓の高さに合わせて納まりもスッキリさせました。
木製洗面カウンター 豊橋市大岩町

そしてこちらはトイレ手前のホール部分の洗面台です。素材は杉。カウンター部分は耐水性が高くて汚れが目立ちにくい赤身です。これから壁を塗って仕上げ洗面器や水栓、鏡、照明器具を取りけます。左は収納棚です。無印の収納ボックスに合わせたサイズになってます。こちらも同じ素材の可動棚が付きます。

 ご家族が多いご家庭は洗面が二つ、そのうち一つは脱衣室と独立してると便利です。わざわざもう一つ洗面室を作らなくても、通路幅を広くして洗面台を設置すればコンパクトに納まりますので、時々こんな設計をします。希望サイズに合わせ加作れるので板を使う事が多いのですが、デザイン的にもテイストの一体感があり、見せる洗面としてインテリアの一つにもなります。
神棚 ヒノキ作り付け 豊橋市大岩町

こちらは神棚(神棚を据える)です。神棚をすでにお持ちだったので、そのサイズに合わせて棚を作りました。こちらも奥三河産桧の節なし板。コンパクトなお部屋に据えたので、安全を考えた高さ(でも、手を伸ばせばお供えの交換がしやすい高さ)にして、支えも余り出っ張らないよう工夫しています。
ヒノキの柱 豊橋市大岩町
こちらはヒノキの柱のアップ。ヒノキの化粧柱が見える家って最近はあまりないですよね。壁の中もこんな柱が数十本入ってます。
紙クロス下地 豊橋市大岩町
月曜からクロス工事の予定でしたが土曜日の午後から始めてくれました。今回は一階はほとんど左官工事なので、クロス工事自体は早く終わりそうです。クロスと言ってますがビニールクロスではありません。全部珪藻土が表面に塗られている珪藻土クロスです。二階の一室はリクエストで和紙を張ります。
外壁防火サイディング 豊橋市大岩町
外壁も先週ほぼ出来上がりました。明日からは目地の仕上げ、軒天井の塗装が始まります。早く足場が取れると素敵な外観が現れます。楽しみです。・・・お施主様より私の方が楽しみだったりして(笑)。 では、今日はここまで。

奥三河の木と左官塗り壁と和紙クロスで作る家  大工工事完了 H様邸

2018年3月2日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
ダイニングの柱 豊橋市大岩町

大工工事が完了しました。ほぼ毎週、工事の進み具合を楽しみに現場へお越し下さるH様ご家族ですが、今週はお忙しくてご覧になれないそうですので、気合を入れて写真撮ってきました(^ー^) H邸の見せ場の一つが奥に見える柱です。もちろん設楽町産。これから壁を左官で仕上げます。実は壁のコーナーが塗り壁だと、当たって傷むことが多いので柱を部屋の角に見える様に作りました。

アクセントと壁の保護の一石二鳥を狙ってます。 天井の梁は杉、出入り口の枠も杉材です。床の養生をはがすのは未だ3週間ほど先になります。来週からはクロス、再来週が左官工事の予定です。
クローゼット+収納 豊橋市大岩町

和室の収納です。4本の引き違い戸が取り付けられますが、中は杉板で左のクローゼットスペースと右の中段に分かれています。ハミングでは押し入れは全部杉板で張るのがお約束なので、ここだけ見ると山小屋の様ですね。節のある木がお好きな方なら、隠すのがもったいないと思われるかもしれませんね。
個室収納 杉板 豊橋市大岩町

個室の畳1畳分サイズの収納もご覧の通り杉板で作ってあります。杉板で作ると湿気の心配が無くて良いのですが、木の香りが収納するものに付きます。まあ、嫌な臭いでは無いので良いと思いますが洋服にも木の香りが移ります。お住まいの方は慣れてしまうのですが、周りの人はすぐわかるので「いつも良い木の香りがしますね~」なんて言われることも多いそうです。
杉で作る下足入れ 豊橋市大岩町

下足入れの内部も杉板です。こちらは靴の嫌なにおいがしなくなるし、湿気もこもないので靴にとっては良いですね。見えない閉じた狭い空間は、基本板張りがお約束で作っています。
杉板腰壁 豊橋市大岩町
こちらは板を見せます。トイレの腰壁なので見せびらかすところではありませんが(笑)分かりにくいかもしれませんが奥は棚になってます。予備のペーパーなどをケースに入れて置いておけます。実はここ、配管を外部に直に抜くためのスペースも欲しかったので棚兼用で作らせてもらいました。ご主人は木がお好きなんで、見たらすごく喜んで下さると思います。工事中現場にお越しになった際、ムク材ばかり半端じゃない量を使ってますので、それをご覧になって「ぜいたくな家だ~」と喜んで下ってましたから、見えるところの木は更に感動していただけそうです。

築100年の木の家 断熱改修5年目の冬

2018年2月28日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
断熱リフォー豊橋市で断熱リフォームが

設楽の標高約360mにある築100年の古民家、2月上中、外気温2度、午前11時のダイニングの温度計です。室温は約19度。足元と天井との温度差もほとんどありません。快適です。
古民家の断熱工事 豊橋市

右奥天井近くに見えるのが温度計です。天井は低くて2.1m程度しかありません。実はこの家は60年ほど前に移築しています。山間部の家は道路を挟んで高低差が異なる敷地も多く、この家の場合道路からの出入りは2階部分(この写真の階)でこの下に1階が、上に3階がありました。三階建ての2階部分から上を移築してるため材料の都合で、階高が低めに抑えてあります。
築100年の家の断熱改修 豊橋市

そしてキッチンの横には変則4.5畳の玄関室と奥に7.5畳の居室があり、脱衣、トイレ、浴室を含めると合計30畳を一つの空間として扉を開放して暖房しています。それで室内がこの程度に保たれていますのでかなりの保温性があります。

 まず断熱改修にあたって考えたのは、すでにある廊下や玄関土間や二階、使わない部屋を断熱空間として使う事でした。

空気は熱を蓄える力が弱い、つまり熱を伝えにくい性質があります。羽毛布団やフリースなど身近なもので暖かく保温してくれるものがフカフカなのは、空気をたくさん含ませて熱を遮っているわけです。住宅に使われるサッシのガラスはペアガラス、トリプルガラス(二重ガラス、三重ガラス)などは、ガラス間に空気を閉じ込め熱を遮っています。

今回は建物外部の建具(60年前の木製建具です)はそのままにして、廊下や縁側との間に樹脂サッシをはめました。廊下や縁側部分の上は屋根ですが、それ以外の箇所は二階が載っているので二階の部屋は普段使わないので断熱層として考えました。板張り床や平屋部分には断熱材を施工しましたので、サッシと断熱材で断熱層を途切れなく設けた形になりました。




蓄熱式電気暖房 豊橋市の工務店 建築工房ハミング

TVの下の白い箱がこの家の暖房器具です。7.5畳の部屋とダイニングに設置してあります。あまり見かけないスタイルですが深夜電力を利用した蓄熱ストーブです。仕組みはシンプルで夜間の安い電気を利用してヒーターで内部の蓄熱レンガに熱を蓄え、昼間はその熱が緩やかに放射されるのでそれで部屋を暖めます。すぐに温める器具ではないためスイッチはありません。シーズン中はつけっぱなしです。温度コントロールはある程度出来ますがローテク暖房機なので細かな温度設定は出来ません。火を扱わないので安全、コントロール不要で、全室暖房と高齢者にはもってこいの器具です。設置する場合には家の断熱状況から解析して器具の台数や能力を選定します。 断熱改修は健康のためにも、これからはどんどん普及すると思いますが単に設備を交換すれば良いわけではありません。隙間なく熱を遮断する、家全体で考える、費用対効果を考えることを心掛けないとお金を掛けた割に大して効果が無い残念な結果になります。

ネコちゃんと住まうムクの木の家 豊橋市草間町 解体工事完了

2018年2月26日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
木造住宅解体工事 豊橋市 

豊橋市内で建て替え工事が始まりました。築40年の大きな家です。二階の楕円の窓、アルミ製の屋根据え置きのバルコニーが年代を感じさせます。ブロック塀もレトロな感じで「昭和の建物」の雰囲気があふれてます。庭にも大きな石があり工事期間は約3週間の予定で始まりました。
木造住宅解体工事 豊橋市

まずは機械が入れるように入口のブロック塀を壊し庭石などを撤去。一方でご近所に迷惑が掛からない様にネットでげんばを囲います。解体は騒音やほこりなどが付きもの。ご近所さんにはご迷惑をお掛けしますので、今回も解体前にお施主様と一緒にご挨拶回りをしました。ご挨拶するとたいてい「わざわざご丁寧にすみません。おめでとうございます。」て感じでご理解いただけます。ありがたいです。
木造住宅解体工事 豊橋市
昔みたいに、何でもかんでも一緒に壊して捨ててしまうことはありません。分別解体をします。内部の畳などを外し、外部は瓦だけ外します。
木造住宅解体工事 豊橋市

その後は機械で壊しながら分別して搬出していきます。この分別が大変で時間もかかります。
木造住宅解体工事 豊橋市

上物が壊れ、床や基礎の撤去中。地中の配管も掘り出しますから場所によっては1m近く掘ることもあります。掘り出したガラは手作業です。拾って袋で分別して搬出します。


木造住宅解体工事 豊橋市
木造住宅解体工事 豊橋市

解体も終盤になると土や小石だけになります。木の根も可能な限り掘り出します。この後は整地をします。
木造住宅解体工事 豊橋市

解体完了。ガラもすべて撤去しますので本当きれいになります。基礎工事を見越して地面は少し土を多めに捨てて計画地面高さより下げました。重機で整地するので人が歩いてもフカフカすることはありません。この状態で地縄を張って(地面に糸を使って建物のアウトラインが分かるようにすること)地盤調査をします。そして新たに作るのはネコちゃんと楽しく暮らせる奥三河産ヒノキ柱で作る洋風の家です。夏には完成の予定です。洋風ですがお施主様のご希望で外壁は板張り風にツートンで仕上げます。

奥三河の木と左官塗り壁と和紙クロスで作る家 H様邸 壁下地

2018年2月24日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
壁下地工事 豊橋市

大工工事もずいぶん進み壁の下地工事が完了しました。ドア枠もついて柱の養生紙も撤去。枠材はすべて杉の節無し材、柱はヒノキ、天井の梁は杉です。来月の半ばにはこの部屋は塗り壁で仕上がります。 今日は土曜日なので奥さんとお嬢ちゃんが差し入れをもって見学に来てくれました。見学の時は私がご案内しまてす。だから建築中は1週間か、最低二週間に一度はお会いします。せっかくの家作りですから作る所を見学していただくのは大歓迎です。しっかり考えて、手際よく段取り良く、気持ちの良い腕の確かなメンバーが丁寧に作っているか体感して頂けますから。今日も「一人でこんなに作っちゃうの!スーパー大工さんですね~」と奥さんに褒めて頂いて、大工さん大喜びでした(笑)。また、これで来週から一段と気合入れて造作工事だな。
壁断熱材 豊橋市

こちらは壁の断熱材を入れたところです。白いモコモコのふとん綿みたいでしょ。実際、布団綿にかなり近い(笑)。ポリエステル繊維で特殊な編み方をしてあり湿気がこもらず素早く乾くのが特徴。だからグラスウールやロックウールの様にビニールのカバーはありません。隙間にもそのまま千切って詰め込めるので重宝です。ネックは少しお高いこと。【標準仕様なんで追加費用を頂くわけでは無いです】これと同じ素材が床下にもくまなく入ってます。とても温かですよ。
和室 豊橋市

こちらがその上にボードを張ったところです。隠れてしまうと分かりませんが、中身にはいろいろ優れものが入ってるんですよね。そう言う所をご覧いただくと、ご自分の家の良さがより分かって満足度アップです。出来上がってから「なんだかわからないけど暖かい家だね・・・。」、というのと「あのレアで高性能な断熱材が壁の中にビッシリ入ってるから自分ちはこんなにあったかなんだ!」と思うのでは大違いですよね。同じ金額を払って頂くなら、見て頂いてより納得、満足していただくほうが良いじゃないですか。家づくりも、モノとコトですからコトも大事です。
防虫材 豊橋市

隠れてしまう所と言えば外壁の中もそうです。壁は七層構造になってるので、外壁は外壁でいろいろ工夫がしてありあます。ヒノキの胴縁の横に取り付けてある黒い棒状のものは壁の中に虫やネズミやヤモリの侵入を防ぎながら、空気は通すというパーツです。これも出来上がると全く見えません。その裏に張ってある銀色のシートも見えなくなりますが、銀色なのは熱を反射させるためにアルミが蒸着してあるから。もちろん壁の中の湿気は透過させて外に放出するけど水は通さない素材です。蒸れないってことです。蒸れない=かびない=腐らない=家がとても長持ちする、と言うことで木の家ではとても重要なテーマです。
下水接続 豊橋市

こちらも土に埋まっちゃうので二度と見れないところ。道路の下水管に接続中。人の背丈より深いくらい深い所にあります。一日で終わらせる工事だからめったに見られません。水道屋さんも頑張ってます。

さて、来週は大工さんの造作工事と外壁工事が進みます。来月の今頃にはほぼ完成の予定です。完成時には見学させて頂けますので、ご興味のある方はお越し下さい。見学会の日程はまた改めてご案内しますね。

奥三河の木と自然素材で作る家 設楽の工場

2018年2月22日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
ハミングの製材所 設楽町 奥三河木材協同組合 

先日、設楽に行ってきました。雪は降って無かったですが寒かった~。山間ですから風は無いのですが標高が高いので冷えるんですよね。日陰は雪も解けません。気温が低いので積もった雪もサラサラ。今は木の伐採シーズンですので丸太が大量に準備されてます。シーズンではありますが山に雪が積もると伐採作業自体ができないから、これは昨年の未だ雪が積もらない時期に伐採搬出されたものでしょう。全部杉の丸太です。

豊橋市 ハミングの製材工場 奥三河木材協同組合

工場の中も日陰には雪が・・・。手前の板は豊橋市の某小学校の工事に使われるらしい。他にも豊橋市内の幼稚園の工事用に節の無い杉材を準備中でした。相変わらず豊橋市の公共工事用の材料が多いです。もちろんハミングの家のためのヒノキ材も準備してあります。
豊橋市ハミングの製材工場 ヒノキ柱乾燥

それがこちら。柱に限らず木材は感想して体積が縮むのを見越して仕上がり寸法より一回り大きく製材します。それから乾燥機に入れ強制的に水分を抜きます。もちろん自然乾燥もしてますが、それだけでは不十分なため人口乾燥させます。これは乾燥機から出して自然乾燥中。機械で蒸気を当てて乾燥させるので内部の樹液成分で色がついてますが仕上げ挽きをするときれいになります。
豊橋市 ハミングの製材工場 ヒノキ柱

こちらは乾燥させた材を一度製材したストックしてある節の無い高級グレード材。高級材は和室の柱などに使います。たくさん製材した中で、まれに出る程度の良いものをストックしておきます。そして、注文があった時にもう一度製材して反りや狂いを取り除き加工場に持ち込まれ、そこでまた仕上げのために数ミリ削られ、鉋を掛けて使うので、丸太の段階から住宅に使われるまでに4回挽いたり削ったりするんですよ。乾燥期間もありますので、住宅に使われるまでに長いものだと10年経つものもあります。高級化粧材は柱に限らず寝かしてあるものが多いです。私もハミングの倉庫で製材して30年経つ杉板や、20年は経ってるはずの杉の化粧丸太とか持ってます。 そのくらいたつとちょっとコレクションの感覚が湧いて来て、あまり使いたく無かったりします(笑)。時々、一人で眺めて悦に入ってます。
豊橋市 ハミングの製材工場 ヒノキの板と杉板

こちらも杉やヒノキの化粧材です。かなり長いです。特別用途は決まってません。内装材で使えるところに使う材料。たまに倉庫の中をウロついて「そうだ。設計中の建物のあそこに使おう!」と閃くと「これ頂戴」と購入するわけ。これがまた楽しい。欲しいものを注文して購入すると高いんですが、工場ストック品はお値打ちですから、おかげさまでお施主さんに喜んで頂けてます。 木は一本ずつ表情が違いますし、年数と共にきれいに変化していきます。そこが木の家の醍醐味ですね。普段、味わうことの無い世界だから皆さんあまりピンとこないかもしれません。でも、本物の木の内装の家にお住まいの方ならわかって頂けると思います。木を上手に組み合わせる設計をいつもアレコレ考えてるときは本当に楽しくて幸せだな(笑)。
豊橋市 ハミングの製材工場 薪ストーブ 

そして製材工場の事務所の暖房器具がこれ。一応薪ストーブ。鋳物のだるまストーブですから本来は石炭用かな?製材ですから燃料の木材には全く困りません。いくらでも有ります。節約なんてせずボンボン豪快に燃やしてますのでとても暖かです。ただし難点は薪をくべる時はやかんを除けてストーブの上部の蓋を開け、そこから薪を投入するのでその時煤が舞うんですよね。書類に煤が付いてヘタにこすると汚れるし、服は香ばしい匂いが染みつくしで、なかなか大変なとこもありますが、レトロで気に入ってます(笑)
清嶺保育園

設楽町の窓口、清崎(きよさき)地区です。設楽は田舎ですがファミマ位ある。と言っても町内唯一のコンビニだけど。この並びに二年後に、道の駅と設楽町歴史民俗資料館がオープンします。きっと地元材をふんだんに使って作ると思いますので製材は忙しくなるかな。

奥三河のヒノキの土台、柱で作るH邸。骨組み見学会終了しました。

2018年2月12日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
豊橋市大岩町
昨日は骨組み見学会でした。建物を見せて下さり施主のH様ご夫妻に大感謝です。ありがとうございます。 工事中の現場なので材料の片付け掃除、テーブルやパネルの搬入といろいろ設営が大変なんですが、ご興味のある方にはぜひ見てもらいたいので骨組の見学会を小まめにやってます。完成すると隠れてしまう所ばかりなので完成見学会では説明できません。仕様も作り方も、材料もコストもあれころ知恵を絞って工夫してる骨組みなので、私としては自慢したくて、話したくてウズウズするんですよね(笑)。それで骨組み見学会もやってます。

お施主様もご家族でお越し下さって、改めて良さをご理解頂きました。
「ありがとうございます。夫の両親もすごくいい家で安心したと言ってくれましたし、ホントありがとうございました。」と今日メールでお礼を言われてしまい、とても恐縮してます。
差し入れ

おまけに差し入れまで頂戴して・・・。見学会させて頂いてあれこれ家作り自慢をさせてもらい、差し入れまで頂いて、ありがた過ぎてバチが当たらなきゃ良いんですが(苦笑)。
これ、二川の中原屋の「生ちょこもち」です。おいしかった~。こちらも増粘多糖類などの添加物無し、ベルギーチョコを使ってるんだそうです。お菓子も家も素材だな~とつくづく思った次第です。
ヒノキ柱

写真で見ると設楽産ヒノキの柱が一段と映えますね。無垢のヒノキ柱ならではの色つやです。
骨組みは口だけでは説明しづらいので、こんな風にパネルを使って分かりやすく解説してます。右手に見えるのはこの家の直下率の図です。直下率とは二階の柱の下に1階の柱が有る率、壁直下率は構造的な壁の下に構造的な壁が有る率のこと。木造住宅の場合ではとても重要で直下率が高いほど地震に強く長年住んでも歪にくくなります。ま、家の基礎体力の高さってところでしょうか。
桧の筋交い
筋交いも桧です。 木の家でムク材がたくさん使われてるのを自慢してる様に書いてますが、「樹種によってはとんでもなく短命な木もあるので、そういう木を使った家は建てないほうが良いですよ」と言うことをお伝えしたいです。材木屋さんなら誰でも知ってますが柱や梁、場合によっては筋交いにも使われるホワイトウッドと言う材料があります。ホームセンターでも数多く販売されてます。この材料でウッドデッキを作って5年でボロボロにされたお客様もいます。そんな木でも平気で構造を支える建築資材として流通してるのが日本の建築業界の実際です。
ホワイトウッドの耐久性
もともとは木材業界新聞で取り上げられた内容がこの雑誌(食品と暮らしの安全)で特集されたものです。構造材は野ざらしでは無いから、この実験は極端だと思われるかもしれませんが、例えば長持ちしない材料が使われた家があったとしましょう。エアコン取付で電気屋さんが来て壁に穴を開けたとします。後から外壁に開けた穴の防水は完璧には出来ません。かすかに水がしみた時、桧なら大丈夫だったがホワイトウッドだから腐ってしまった、というケースは十分考えられます。そんな材料で大事なマイホームを作るのは嫌じゃないですか。ヒノキは特別高い材料では無いし手にも入れやすい(豊橋市内でも幾らでも桧は生えてます)のだからヒノキで作ったらいかがでしょう、と言うご提案をしたいわけです。悲しいかな家づくりで構造や素材の話はデザインや設備、設計の話と比べると地味で分かりずらいので一般の方の知識は乏しいです。 お金を払う方の興味が無い箇所にコストを掛けるのは商売としてはつまらないので、安価でとても入手しやすいホワイトウッドを普通に使う建築業者が増えました。大手ハウスメーカーから地場の工務店までホワイトウッドは当たり前に使われてますので、どうぞお気を付けくださいね。

奥三河の木と左官塗り壁と和紙クロスで作る家 H様邸木工事

2018年2月10日|カテゴリー「ハミング社長ささきの日記
豊橋市大岩町
外部の大工工事がひと段落して内装工事に入りました。間仕切りの下地を組むとお次は床張りです。キレイな床でしょ。ヒノキの節なし材を張ってます。属に言う白木(しらき)の床。でも正確には無地と上小節の混じりグレードで無地上小(むじじょうこ)です。木材や建築業界では節が全く無いグレードを無節=むぶしorムジと呼びます。節の無い材料はレアなのでとても高いです。一枚の板のどこかに小指の爪程度の節が一つ程度のものを上小節=じょうこぶしと呼び、少し価格が下がります。この二種類の混じりグレードですから広い面積に張るとほとんど節は目に付きません。国産材の床としては最高グレードです。私が材木屋の小僧だったバブル直前の時代、長さ4mの12センチ幅の無節だと一坪4万円位したかな・・・。産地によっても当時は金額が違いました。尾州(びしゅう=木曽)材は別格で、吉野材(奈良県)、東農(岐阜)と産地のランクがありました。節だけでなく色つや、木目の細やかさなどがやっぱり違うんですよね。奥三河のヒノキもソコソコですが木柄は東濃がやっぱりよかったです。その代わり三河の杉は吉野、秋田の次ぎ位に良かった。ま、東三河の杉は江戸時代に吉野から種を持ってきたらしいのでルーツは同じなんでしょうね。
豊橋市大岩町 H様邸 内部工事

こちらは天井の化粧梁。杉です。化粧で見せるので紙を巻いて養生してあります。完成までこのままなので明日の見学会ではまだ見られませんが太さは分かります。結構、太い(背がある)。見せることも考えて少し背を大きくしてます。天井は梁の間に作ります。

豊橋市大岩町
さて、こちらは玄関。玄関はご主人の「家の外にも、木の家を感じさせる部分が欲しいな~」とのリクエストにお答えして杉板を張りました。普通、壁を縦張りにすると天井は粗隠しがしやすいので横に張るのですが、今回は土濃塚大工さんに頑張ってもらって同じ方向で張った。板は工業製品では無いので巾は一枚ずつコンマ何ミリかは異なります。調子に乗って片っ端から張っていくと板のラインが揃わなくなる。で、今回は調整が利くように目透かし板で微調整しながら張ってもらいました。現場を見たらわかりますが、土間から天井までラインがきれいに揃ってます。「それがどうした・・・。壁は壁だろ。」と言われると、つらいですがせっかくの注文住宅、おまけに本物の木の家ですから遊びたいわけ。(お施主様と言うより私が遊びたいのかも。ライン揃えましょうとご提案したのは私です・・・。土濃塚さん、面倒掛けました。スマン。)板は杉の赤身、その昔は船の材料ですから丈夫ですし、縦張りにしたので水が掛かってもジョイントに沿って下に素早く流れ去るので、なお安心です。板は縦張りの方が長持ちしますからね。
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その板の下はこんな様子です。銀色のシートを張った壁です。このギンギンはアルミを蒸着してあるから。水は通さないけど湿気は透過させ、なおかつアルミが熱を反射するので家を熱くしない(夏の省エネ)に役立つ優れものです。その上に、外壁取り付け用にヒノキの胴縁を張ってあります。 ヒノキ材はシロアリや腐れの心配が少ないので、長期優良住宅仕様でも薬剤処理不要。虫に効く薬剤も大量に使えば人間にも効いちゃう恐れがありシックハウスの原因の一つです。そんなわけで出来るだけ薬剤を使わずに家づくりをしてます。臭いに敏感過ぎて一般住宅の見学会や住宅展示場の中に入れない方(そういう化学物質過敏の方も結構いらっしやるんですよ。)もハミングの建物だけはOKなケースが良くありますが、こういった些細な積み重ねの結果だと思っています。
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