ブログときどき書いてます

大岩町のH様の家のお庭が完成したので見て来た!今年は台風が多いですね~ 

2018年8月23日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
売地

昨年暮れから工事をして4月にお引っ越しされた大岩町のH様の家のお庭が完成したので、見学に行ってきました。
今回はH様のお知り合の庭工事屋さんで工事をされました。

それで、ちょうど一年前、土地購入直前の写真がこちらです。草に覆われ「どんな家ができるかな?」「ちゃんと住みやすい家ができるのかな?」と、ご相談を頂いてた頃です。そして一年・・・
外構完成 豊橋市大岩町

じゃーん。こういう風になりました。
一般の方は空地の状態から、この出来上がりは想像できないと思います。でも、家づくりをする立場だと土地を見た瞬間に、この風景が大まかですがイメージできるんですよね。設計段階で駐車場や自転車置き場などの基本配置や高低差を考えたアプローチなどは考えてありますので、ほぼその様に作って下さってます。【単に家が建つというだけでなく、どんな暮らし方ができるかを考えて購入のアドバイスを差し上げてます。】
テラス台風養生 西高師町
リフォームをご依頼いただいている西高師のS様の家ですが、先日の台風でテラスの屋根が飛んでしまいました。

この部分の修理を先行して計画してたのですが、お見積りをしてる間に、次の台風が早くも来襲!困ります(涙)

それで、応急措置でロープを巻いてきました。これで多少バタバタしても飛んでくことは無いと思います。私がこういう軽作業をすると「え~、そんなことまでやるの?」と言われることがありますが(今日も奥さんから言われた)、見た目ほどドンくさくは無いです(笑)

簡単な事は自分でやったほうが早いですし(^^)、腕の良い職人には専門の事をやってて欲しいので、こういう軽作業は私や監督の仕事です。
技能のいらない、体力と道具と経験と根性(笑)があればできるので。でも、あんまりハードな仕事だと筋肉痛になるので辛いですが(苦笑)


築20年と10年のオーナー様宅改装工事が進行中

2018年7月25日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
子供室間仕切り1富士見台

築10年目のKさんの家、子供さんが成長され部屋を仕切る事になりました。お庭も木が成長していい感じの雰囲気ですね。 最初から間仕切る事を考えて設計してありますので、工事は簡単です。でも今回は防音を考慮して壁の中に断熱材を仕込むことに。
子供室間仕切りプラスターボード 豊橋市富士見台

この後、石膏ボードをダイレクトに張って隙間をなくし防音効果を高め珪藻土クロスで仕上げます。質量の有る石膏ボードで遮音、繊維系の断熱材で吸音のセオリー通りの施工です。中学生の頃、オーディオ好きが高じてスピーカーを自作、おかげで防音や吸音、振動防止とかは多少知識があります(^ー^)
庭の改装工事1 富士見台

さて、趣味と言えば今春にバルコニーなどを改装したTさんの家では、お庭に趣味のバイク用の小屋を作ることに。ココストでアメリカ製の小屋のキットを買ってご家族で組み立てるとのこと。それで、植木の伐採をしました。こちらは築20年。木がずいぶんと生い茂りましたので、専門の職人さんに依頼しました。改装やリフォームの営業を積極的にしてるわけでは無いので昔建てた建物が主です。だから要領は分かってるので、ご提案も工事もスムースです。


庭の改装工事 豊橋市富士見台


伐採が完了して、さっそく工事開始。でも基礎はキットじゃないんだよね。建物を上手に、使いやすく耐久性も考えて作るには小屋と言えども基礎が大事です。 水平をどうやって確保するか、雨水の侵入をどう防ぐかアドバイスをしてほしいとのお電話が。お急ぎな様子で早速お伺いしたら、伐採の翌日からもう工事を開始されてました。
根気のいる作業のご提案になってしまいましたが、肝心な頃なので頑張ってくださいね!
外壁メンテナンス 豊橋市牛川通り

こちらも築20年のO様の家。外壁塗装とサッシの交換、子供室の間仕切りなどの工事が始まってます。改装工事が何軒か重なるとチョット目まぐるしいし、この暑さで余計に目が回る~(苦笑)
窓交換 豊橋市牛川通り

輸入木製サッシが一部不調なので思い切って窓ごと交換していただく事に。木製サッシは雰囲気は良いけど、断熱性能以外の耐候性や水密性は国産サッシと比べると劣ります。
頑張ってきれいに仕上げます!

お引っ越しから2か月半。住んでみましたハミングの家! 大岩町H様邸

2018年7月15日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
住んだ感想 大岩町
大岩町のH様が先日のネコちゃんの家の見学会に来て下さった。2か月半、住んでみての感想文を届けてくださいました。
・節無しのヒノキの床:部屋がスッキリ見えて木目がキレイでサラサラしてとにかく良いです。
・間取り:30坪に見えなーい!と来た人は皆言います。狭いと感じるところが一つもありません。
・独立キッチン:秘密基地みたいでいいです。貼ってもらったタイルに出来る影がいいです。
・階段ホール:自然と家族が集まるセカンドリビングになってます。子供の友だちもよく転がってます。
・造作洗面台:これは便利です。朝込まないし来客者がちょっと手を洗いたいときに脱衣場やキッチンに通さずに済みます。
小さくていいから本物の素材に囲まれた家がいいなって思ってました。ハミングさんで建てたので理想通りの家です。
途中で35坪ぐらいあった方が良かったのかなと心配しました(親に30坪と話したら狭すぎる!と言われたこともあり)でもそんな必要は全くなかったです。設計のおかげで小さく建てて大きく住める家になりました。
アパート時代は一年中カビとの闘いでした。3日雨が続こうものなら、除湿器、換気扇、扇風機を回して・・・ってことにあけくれてました。
それが今年の梅雨は、いつも通りに暮らして何も問題ありませんでしたー‼ 嬉しいです。。(涙)
友人、知人、近所の完成見学会を含めて20社近くの家を見たと思います(大手ハウスメーカーから市内の工務店まで)そうした中で夫婦そろって、グッと来たのがハミングさんだけだったからです。
説明しません(笑)
即行、我が家に連れていきます。
言葉にならない(できない)領域に揺さぶりをかけたいと思います。
完成引き渡し 豊橋市大岩町
と、まあ、こんなご感想を頂き、嬉しいやら照れ臭いやら・・・(^^)
桧の床 リビング 豊橋市
ほんとに素敵な家ですよ~。H様、感想をお寄せくださいありがとうございます!これからもよろしくお願いします。 (ところで、この猛暑、どんな感じでお過ごしなのか感想を伺いたいですね。)

ネコちゃんと暮らす自然素材の家 完成 豊橋市草間町 週末は見学会です

2018年6月27日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
北欧風外観 豊橋市
現場の完成が近くなるとブログ更新が遅くなります(苦笑)現場の確認や細かな部分の補修とか外構工事の段取り、お引渡しのための事務手続きなどやることが沢山あります。もちろん社内のスタッフにも手伝ってもらい、職人さんと一緒にチームハミングの総力を挙げて頑張ってます。 外部は玄関部分を残し、ほぼ完成。今回の建物の外観は少し特徴があります。フォルムはオーソドッククスな総二階の寄棟デザインですが色使い、仕上がりの雰囲気は濃い目の色で落ち着いてます。木目柄の外壁は濃淡でバルコニー部分を張り分け軒天井や雨樋の色も外壁色とほぼ同色、玄関ドアとバルコニーの板も同系でまとめてますので、瓦とポーチのタイルのグレー、外部茶系2色、サッシと基礎巾木のシルバーグレーの4色でまとめてあります。まとめる、揃えるは家づくりでカッコよくするための基本ですよね。注文住宅だから何でもアリで「亭主の好きな赤烏帽子」でお客様の好きな様に作るのも良いのですが、作る側はそれなりの経験とノウハウが有るのでアドバイスに耳を傾けて頂くと素敵に仕上がりますね。
土間収納
さて、こちらは玄関のシューズクローク。たくさん収納できるようにとN様のリクエストで作りました。クロークの中は杉板で仕上げています。板仕上げにするのは湿気のコントロール能力が高いのと、靴が触っても汚れが目立たない、木の香りで臭いをカバーできるのが理由。大きめのハメ殺し窓を付けてるので明るいですね。
二ッチ 豊橋市
奥に見えるのは二ッチ。こちらもお花を花瓶で飾りたいとのN様のリクエストで作りました。花瓶がしっかり置けるよう板を少し飛び出させ角が危なくない様、角を削りアールに仕上げています。既製品の板ではなくてムクの一枚板をカットして仕上げるので、形は自由自在なんですよね。ムク材は便利ですね。
食卓カウンター
こちらも同じく杉板で作った食卓カウンターです。N様は「家族の過ごし方や食事の時間を考えると、普通のテーブルを置くより、我が家はカウンターの方が便利でスッキリすると思う」とリクエストをされました。そして少しでも広く使える様、正面の壁を引っ込めてます。キッチン側も調味料が置けるだけのスペースを同じように設けてます。 カウンターの足は取り壊した建物の飾り柱(百日紅の丸太)を記念にと再加工して使いました。
本棚収納 豊橋市
掃き出し窓の横にはキャットウォークへネコちゃんが上るための階段状の収納を作りました。市販のカラーボックスの奥行で作ってあるのでスッキリ収納できます。高さは窓の高さに合わせて割り付けました。ネコちゃんがヒョイヒョイと登れる程度の高さとは思うのですが、何せ彼女はしゃべってくれないのでヒヤリング無しで作った(笑)上りにくくて見向きも無かったらどうしましょ・・・。冷や冷やしてます(笑)
キャットヲーク 豊橋市

その階段の上のキャットウォークと、ネコちゃんがお留守番の時に外を眺めるための専用窓。バルコニーの支え材や掃き出し窓のシャッターとの取り合いも有るので窓の高さ=天井の高さで納めてあります。ひなが一日このキャッウォークで彼女が過ごしてくれたら苦労して作った甲斐が有るのですが、果たして結果はいかに!
デスク 豊橋市

場所は変わって書斎スペースです。以前の見学会でクローゼットが広いのをご覧になり、書斎兼用にしたいとリクエストを頂きました。「近くで眺める節はちょっと苦手」との事で杉の節無し板でまとめてあります。今回はパソコン(インターネット)をヘビーに使われるのでLAN配線も仕込みました。

毎回、どちらのオーナー様も良くお話を伺うと「実は、こんな風にしたいんです。」とか「今は我慢してるけど、ほんとはもう少し・・・」と言ったお話が沢山ある。そんなリクエストを毎回ご一緒に工夫して作ってます。「そういえば、あそこの家はこんなコトしたな」とか、「〇〇さん家じゃこうしたな」と、とブログ書きながら思い出してます。「アレコレ工夫して良く作ってきたもんだ」とか「提案をOKして任せてもらって嬉しかったな」とか、一杯思い出します。

ハミングの家づくりは自然素材やムク材で作るのが当たりまえなので、かなり自由に、かつリーズナブルにいろいろ出来ちゃうんですよね。見学会では、それぞれのご家庭の都合やリクエストにあ合わせたいろいろな工夫が沢山あります。木の家の空気を体感するだけでなく、細やかな工夫も見て頂くときっとご自分の家づくりのアイデアやヒントが沢山見つかると思いますよ。良かったらどうぞ見に来てください。おまちしてます。

やぐま台のS邸 和室がナチュラルな洋室に変わりました。完成です!

2018年6月15日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
梁丸太 田原市

ジャーン!完成です。ビフォアがどんなだったかは下の写真をご覧ください。左手の扉の中はクローゼットです。杉と桐で作りました。建具が入る一段と素敵です。高級感が増しますね。天井の梁もイイ感じでしょ。奥の壁にはレトロなデザインの手元照明を付けました。天井の梁は久米蔵色で赤茶色に仕上げレトロな感じを出しました。
和室 田原市

こちらが工事前の様子です。障子とエアコンの位置は変わっていません。この状態から上の写真の完成形は想像しにくいですよね。S様は以前にもリフォームをされており経験、知識が豊富でセンスも素敵なので、天井を取り払って板張りの部屋にするイメージが出来たのだと思います。畳からフローリングの床にする、床の間スペースを本格的な収納にする程度は想像ができても、天井を取り払うリクエストは出来ないと思いますよ。
床の間 田原市

さて、そのクローゼットです。こちらは工事前。すでにカーテンを使ってクローゼットとして使われてました。これを本格的にクローゼットにすることに。でも、奥行きが45㎝しかない!そのままのサイズではクローゼットとしては無理があるので工夫しました。
クローゼット扉 田原市

板を使って枠を作り奥行きを確保しました。本格的に壁を継ぎ足してしまうと壁の厚み分が目立ち圧迫感が出そうだったので杉の厚板で作りました。棚板も設けバックなども置けるスペースを確保。こうやって新旧比べてみると全く別の部屋ですね。
格子と照明 田原市

入口の襖の前に設けた縦太格子も枠の中にすっぽり納まってるので飾り戸の様に見えますが固定式です。奥様のアイデアでここに壁掛けテレビを取り付けます。 左奥は収納シェルフ。扉は狭くなるので取り付けずにカーテンで目隠しをしています。高さが1.8m、奥行き60㎝で市販の洋服箪笥と同じサイズ。布製品やブラインドなどを建具の代わりに使うといろいろ便利なことも有るんですよ。 照明器具は天井を照らすコイズミ製品。天井に光を反射させて部屋全体を明るくする間接照明にしました。
照明カバー 田原市

照明部分の前に太格子と同材のヒノキの節無し板があり、正面への光をコントロールします。高級照明器具と思うでしょ。実は、正面を少しだけ照らすのですが、それが使ってみたら少し眩しい・・・(冷)。そこで思いついたのがこのカバー。照明器具とは別モノ。板で大工さんに作ってもらいました。カッコイイでしょ。欲しくても買えませんよ~(笑)
格子の上部横に板が取り付けてあります。ハンガー掛けに使えるように長押(ナゲシ)を再利用。これも奥様のアイデアです。
ルーバー雨戸 田原市

南の掃き出し窓には雨戸が有ります。今回、戸締りしながら風を通すようルーバー雨戸に戸だけ交換しました。レールの上を滑らしてるだけですから、雨戸だけの交換は割と簡単です。写真はルーバーを開放したところです。外の様子が分かりますね。
ルーバー雨戸 外 田原市

外部はこんな感じです。シャッターにもルーバータイプはありますが電動シャッターしか設定が無くて、やたら高いのでお勧めするには勇気がいる(笑)新築をお考えでエアコンはあまり好きじゃなくて、夜風を通したい方にはお勧めです。(外観デザインは工夫が必要ですが・・・。)

断熱リフォームと内装工事 やぐま台のSさんの家

2018年6月7日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
壁断熱 田原市

S邸は和室を梁の見えるレトロな感じの洋室に生まれ変わらせる工事ですが、断熱改修も併せて行っています。土塗り壁だけでは冬は寒いので、その上に軟質繊維板を張りました。軟質繊維板=インシュレーションボードとも言います。まあ、簡単に言えば段ボールが少し硬くなった感じの柔らかなボードで、木をほぐしてプレスしたものです。
土壁の無い部分には防湿層不要のポリエステル繊維断熱材を詰めます。どのくらい保温性が高まったか、今年の冬が楽しみです。
大工造作工事 田原市

ボードが貼り終わったら造作工事です。奥に見えるのは杉板で作った大型シェルフ。収納棚の大型版です。扉は付けずオープンに使う予定です。 胴縁や野縁、巾木など長い物は場所が無いので梁にかけて保管しながら作ってますが、リフォームの場合は材料の置き場も工夫が必要なんですよね。散らかすと作業の効率も落ちるし、傷をつけたりとロクなことは無いです。ま、新築でも同じですが片付けのヘタクソな職人さんはダメですね。
ヒノキの縦格子

奥様のリクエストで作った格子。ヒノキの4面節なし材です。設楽の私の製材(奥三河木材協同組合)から持ってきました。やっぱりヒノキはヒノキです。香りが良いですね。
実はこれ壁掛けTV用の取り付け下地(簡易壁)です。黙っていたら和の雰囲気を出すための飾りとか、格子戸に見えます。
黙ってた方が良かったかな(笑)。
お八つ

頑張ってるので先日奥様がご褒美にパンケーキ焼いてごちそうして下さった。おいしかったです(^ー^)
奥様がほんとにお気遣い下さって、毎日職人さんに何かしらおやつを出して下さる。10時とか3時に掛かる様に現場に行くと私もご相伴にあずかれるんです(笑)
ちなみに今日は、朝取り茹でたてのトウモロコシを頂きました。決してお八つ時間を狙って行ってはいませんよ~。
塗装下地工事 田原市

ペンキ塗りの下地調整です。古材に塗料を塗ると良く吸い込む(塗料が必要)箇所とそうでない箇所があるので、塗り面の状態を見て必要量を予想します。匠の塗油の久米蔵色を使いますが、値段が結構お高い自然塗料なので余分に買うのも嫌だし、足らなくても困るし、必要量の予想が難しいです。買い足すにも特殊な塗料で近所では売ってません。時間が掛かって工程が困るんですよね・・・。
クロス下地 田原市

で、こちらが塗り上がり。
天井は明るくなる様に白く塗りました。梁は赤茶色(久米蔵色)でコントラストが映えます。壁は珪藻土クロス仕上にするので下地処理にパテを施工中。
だんだん、格好が整ってきますね。
レトロな照明器具 田原市

照明器具も取り付けて、エアコンも取り付けしなおしました。部屋が新しくなったんでエアコンも新品の様に見えました。不思議ですね(笑)梁に取り付けてある金物もこげ茶色に塗りました。細かい所を丁寧に仕上げたいです。
細かい所を簡単に済ますと店舗みたいで、安っぽくなっちゃうんですね。それが嫌なんですよ・・・。
お施主様は拘らなくても、細かい所の違いは作ってからご説明差し上げると「なるほど~」って喜んで頂けるんですよね。
次回はいよいよ完成したところをお見せできます。お楽しみに~。

やぐま台Sさんの家の和室をペンションの部屋(みたいにする)工事進行中 

2018年5月31日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
床下防湿処理 田原市

今回のリフォームでお客様が気にされていたのが床下の湿気。アルミサッシの建物(昭和40年代以降?の建物)では室内の風通しを良くしないと、畳や土壁が湿度を蓄えたままになり床下など見えない所にカビが生えます。S様の家は床下よりも庭の地面の方が高かったので尚更だったそうです。しばらく前に建物周囲の土を取り除かれたので改善してましたが、カビ臭は未だしていました。
今回の工事では床を剥がすので、床下に防湿シートを敷き込み更に湿気をブロックしました。隙間も防水テープで塞いでいます。畳の分は床をかさ上げしないといけないので、土台や大引(床を支える真ん中の角材)にヒノキの掛け材を取り付けます。この上に根太と言う角材を直交させその間に断熱材をはめ込み、構造用合板を張り、その上に仕上げ材を張ります。ヒノキを使うのはシロアリや湿気に強いからです。
天井断熱工事 田原市

そしてこちらは天井断熱の準備中。断熱材の厚みに合わせ屋根タルキに薄い板を張ります。そしてタルキの間にすっぽり断熱材をはめていきます。土壁の上にも柱の面までの隙間1㎝~1.5㎝の所へ木質ボードをはめ込みます。
屋根断熱ボード工事 田原市

こちらは断熱材をはめ込んでその上に天井ボードを張ったところです。このボードは石膏を紙でサンドイッチしたもので厚みは1㎝弱です。石膏なので防火や遮音効果があります。プラスターボードと呼ばれるポピュラーな下地材です。
窓取り付け開口 田原市

さて壁に窓を取り付ける準備です。土壁を剥がしたら、なんと筋交いが出てきました。北側の壁は部屋の隅と隅しか柱が無いので距離にして約2.7m壁だけでした。現在の建築では91㎝、または1.8mの間隔で柱を入れて筋交い(斜め材)を取り付けます。それ以上の間隔だと筋交いが横揺れで曲がる可能性があるからです。この建物が作られた頃は大工さんが個人の感覚で適当に入れてた時代です。平屋部分と言うことも有り、このような取り付け方をしたと思われます。
耐震補強 田原市

そこで部屋の隅から91㎝の所に柱を新しく入れました。筋交いは入らないので構造用合板を土台、両側の柱と梁に掛かるよう取り付けました。これで土台と柱と梁が一体になり壁がかなり動きにくくなります。ちょうど梁の下になるので、屋根の重みも支えることになり一石二鳥です。窓の穴の上に見える白いものは断熱材です。新築時に良く使うポリエステル綿です。湿気を吸わないのでカビる心配もありません。
まだまだ、工事は続きます。

断熱と耐震とイメージチェンジリフォーム工事中です S様の家

2018年5月27日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
解体前 外観 田原市

2週間ほど前から田原市やぐま台で改修工事が始まっています。平屋部分の和室の中だけ大改造します。S様とのご縁は20年近く前。サッシをペアガラスにしたりと機能面でのリフォームをさせて頂きました。今回、あまり活用されてない和室をモダン和風のお部屋に改装したいと昨年ご相談を頂きました。 
解体着手前内部 田原市

で、こちらは工事前のお部屋の中。改装工事は経験豊富な職人さんでないと上手くいきません。それで大工のスケジュールを調整できるまでお待ちいただき、ようやく着工しました。今回は和室を洋室に作り替えクローゼットもつくり天井もフラットな天井から屋根の勾配なりの天井にします。梁を見せるやつです。さてどんな風になるでしょう。楽しみでしょ(^-^)
解体工事開始 田原市

まずは解体ですが、その前にエアコンや柱、残す障子などしっかり養生をします。解体材の搬出でお庭を汚さない様に、廃材を積むトラックまでシートで道を作りそれから工事開始です。壊してみたら内部が以外なことになってる場合もあります。言わば、出たとこ勝負。改装工事は作る前の壊す段階の方がドキドキします(笑)
天井バラシ 田原市
 
解体工事屋さんはいつもお願いする、改装工事の時の解体が得意な職人です。残すところを傷めないように、神経を使いながら作業してくれるので安心して任せられます。じゃあ作業が遅いのかと言うとそんなことは無くて、作業は超スピーディ。さすがプロだね。昨年から大掛かりな改装工事が続くので、とっても頼もしいいメンバーで助かります。結局、壊すのも作るのも職人さんですからね。かといって私は遊んでるわけでは無くて(笑)、ご相談、調査や設計、見積もりとかで頑張ってます。
足元があるうちに天井から壊していきます。
床の解体 田原市

さて、これが解体完了直後。なんとここまで半日です。早い!建物に問題も無く、搬出もスムースだったので思いのほか早く終わりました。解体の時は何が出てくるか分からないので、監督、作る時の担当大工と3人が立ち会います。フタを開けたら!!!なんてことに備えてすぐ判断、指示ができる様にするわけです。解体職人さんでは処理しきれない細かな部分や仮に外しておく部分などは大工さんが壊したり外したりします。
天井裏の梁 田原市

さて、天井裏から立派な梁が出てきました。天井裏の板の上は防水紙でその上がもう瓦です。これから天井裏の屋根タルキ(勾配に沿って均等に取り付けられてる屋根を支える細い角材)の間に断熱材をはめ込んみます。ここをしっかりやらないと、冬寒くて夏は暑いとんでもない部屋になっちゃいます。 最近は寒い住宅は寿命が縮むとか話題になってますが、断熱は断熱のやり方とか大切なんでグラスウールを適当に突っ込んでおけばOKじゃないですから。私は20年前から断熱改修だけとか、シックハウス対策だけとか頼まれるオタッキー(?)なとこが有ります。断熱とか結露とか素材の安全性とか、自分じゃ普通にやってるつもりなんですがね・・・(笑)最近は木を上手に見せる、古民家風やモダン和風の改装のご依頼も増えました。

ネコちゃんと暮らす家 外壁が張れてすごくカッコ良くて施主様と盛り上がってます~

2018年5月24日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
外壁工事 豊橋市

草間町のネコちゃんと暮らす家、好天に恵まれ工事が順調に進んでます。外壁はもうすぐ完成。今回は外観も木です。木目の縦張りデザインでバルコニーだけ色違いで張ってます。この張り分け具合が、かなりGOOD。先日もお施主様のN様が「カッコイイね~。かなり悩んで決めただけの事はあるわ~」と喜んで下さってた。これ完成したら外壁材メーカーに写真送ろうかな。きっとカタログの実例写真に採用されると思う。その位、カッコいいですよ!(^ー^)b 今回もお施主様と二人で、かなり盛り上がってます(笑)
外壁木目サィデイング 豊橋市

少しアップで見てください。板張りでしょ。実はこの外壁本物の板ではありません。防火サイディングです。本物の板を張ることもできますが、やはり外部に板を張ると紫外線で色もかなり変わります。それを味があると捉えて頂ければいいのですが・・・。釘が浮く場合もありますので、メンテナンスが楽なサイディングを縦張りしました。縦張りなので一見しただけでは、ほぼ本物に見える。防火サイディングと言うだけあって耐火性も高いので街中ではお勧めです。
防火サィデイング縦張り 豊橋市草間町

さて、外壁の下はこんな風になってます。バルコニー部分だけ外壁を張ってませんので銀色のシートの上に外壁取付下地の横に打ってある木が見えますが、これもヒノキ。こういう細かい材料程傷みやすいので、耐久性の高い材料を使います。
エアドライAL 草間町

こちらは未だ下地材が無い状態です。銀色のシートは防水、壁の中の湿気を外に逃がす機能と(蒸れません)、熱を反射する機能が備わった優れものです。
ダイライト 豊橋市

その銀色のシートを張る前がこちら。耐力壁に火山性ガラス質複層板と言います。難しい名前ですが、業界人ならダイライトと言う商品名で知られてるかなりポピュラーな製品で「高強度、防耐火、軽量、優れた透湿性、高耐久、ゼロアスベスト、低ホルムアルデヒド」と言った特徴があります。耐震と断熱の両方を上手く工事できるので重宝な材料です。
ダイライト 内部 豊橋市

中からみるとこんな感じ。柱に直接取り付けるので家全体が箱になり頑丈だし、筋交いは室内の間仕切り壁に入れるだけで済むので、断熱材が筋交いに絡まず隙間のできる心配が無いです。ついでですが、筋交い、窓枠、柱、下地補強材、間柱、全部ヒノキなのでシロアリや湿気に強くて安心です。見えない所もケチらず良い材料を使いたいですね。

住みだして3週間、桧の床、内装は全部無垢材の家。映えてました!

2018年5月11日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
無垢の杉板カウンター 豊橋市大岩町

先月お渡ししたH様の家。お届け物があって邪魔してきました。お引渡し後初めての訪問です。どんな感じにお住まいなのか、とても楽しみに伺いました。

 玄関を入ると花が活けてありましたが、実はこれ、私のためなんですって(^-^)
 Sちゃん(娘さん)が「佐々木さん来るなら、オモテナシしないと!」と言ってわざわざ飾ってくれたそうです。

花を自分のために飾ってもらうなんて、数十年生きて来て初めてです。・・・超感激!!!!
生きてる間はもう二度と無いかもしれん。(死んじゃうとお葬式で飾ってもらえると思うけど、遅い。)彼女は生花クラブの部員で、作ったお花を花瓶にわざわざ生け直してくれたんだそうです。

おまけに「佐々木さんが来るなら、休んでお茶出ししないと!」とまで言ってたそうですが「お茶出しは心配しなくて、もお母さんがちゃんとやるから学校行って来て。」と送りだしたそうで(笑)。
土佐和紙の壁紙 パステルグリーン 豊橋市大岩町

こちらはパステルグリーンの土佐和紙を張ったお部屋。白い机が映えます。カーテンは濃い目のグリーンで壁とのコントラストも素敵です。机の上にはシャンパンゴールドのレトロなデザインのデスクライト。ライトも白で合わせるパターンは良くありますが、シャンパンゴールドにしたことで部屋の雰囲気がグッと大人びてシックな感じです。素晴らしいセンスです。杉の赤身の床との組み合わせもGOOD。カーテンには青系の小さな花柄があしらわれ、掛け方も生地を見せつつ視線を遮る凝った付け方です。
パステルグリーンの部屋 土佐和紙 豊橋市

照明の傘もブルー系の小さな花柄でコーディネイト。可愛いらしいですね。この素敵なお部屋はSちゃんの部屋です。お店の人に相談して自分でコーディネイトしたんだそうです。パステルグリーンの壁のリクエストをしてきた時点で「なかなかやるじゃん」と思いましたが…。恐るべしSちゃん!!!

 ちなみにSちゃんは小学生。「ウカウカしてられんな」と心配してたら彼女は女優志望だそうで、建築業界への進出は無さそう。ホッとしました(笑)。
ライブラリーコーナー 豊橋市大岩町

2階のホールはライブラリーになってました。シェルフは家具屋さんに作ってもらったそうです。もちろんムク材で。これでウェグナーのYチェアでも置いたら住宅雑誌の世界だな。
奥様が「この家はどこを見ても、絵になるのよね~。フォトジェニックな家なのよ~!」と力説されてましたが、ご家族のセンスでフォトジェニックに仕上げるに足るベース、いわば家と言うキャンバスをご提供出来たようでホッとしてます。
杉の階段手すり 豊橋市大岩町

こちらは階段手摺。プラスチックのフィギュア(ゴルゴ13)が居た。こうやって使って欲しくて階段手すりはこのデザインにしてるんだよね~。

作る側の意図を組んで下さり、楽しく暮らされてるH邸。「家作りしてて、ホント良かった~」とうれしくなりました。まだまだ、エピソードの有るHさんご家族のお住まいですので、ブログパート2も乞うご期待!

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