ブログときどき書いてます

お休み前の建物の雨養生 長期休み中の大雨はチョットつらい~(苦笑)

2018年5月4日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
上棟後雨養生 豊橋市草間町

ゴールデンウイークとは言っても建築業界はずっとお休みではありません。現場はGW後半だけお休み、前半はカレンダー通りと言うか日曜だけお休みでした。会社は29日から休業になってますが、私はほぼ毎日お仕事。現場が動いていれば工事の確認や、急な不足材料の配送、職人さんの応援があるし、溜まってるデスクワークも今の時代はパソコンとスマホ、ネットの環境があればどこでも、いつでも仕事ができるので会社に詰めないだけで自宅で仕事ができる。・・・ありがたい様な、悲しいような(苦笑)。

さて、写真は昨日の朝のN様の家の様子です。少し雨風が強そうな予想だったのでシートで建物内部に雨が入らない様に養生してあったのですが、大丈夫だったか見に行きました。

バッチリOK。良かった~。施主様が近所にお住まいなので「休みのはずなのに、何かな?」と心配されてお越しになりました。心配性なもので・・・。お騒がせしてスミマセン。


屋根防水 豊橋市草間町

屋根は上棟の翌日には防水シートを張ります。この上に瓦を釘で取付けます。おなじみの銀色のシート、水は通しませんが通気性があって下地の板が蒸れない熱を防ぐためにアルミが蒸着してある優れものです。
窓雨養生 豊橋市草間町

窓はサッシが未だ取付いてないので、シートをカットしてふさぎます。足場のメッシュシートがあるし、軒下だからと油断してると足場に当たって跳ねた雨が窓から飛び込んで結構濡れるんですよね。ま、その程度で劣化することは無いんですが、やっぱりきれいに作りたいじゃないですか。
瓦搬入 豊橋市草間町

GW明けからは瓦工事が始まります。地震対策で瓦が落ちたり建物に負担が掛かったりしないか心配される方もありますが、耐震瓦は瓦同士がかみ合う構造で一枚ずつ釘留めするので、瓦を割らない限り外れる事はありません。重さも建物の負担になる程では無いし、他の屋根材と比べれて耐久性抜群なので、コスパは高いです。
資材事前搬入 豊橋市草間町

こちらは上棟終了後の2階内部。奥に見えるのは間仕切り壁の下地材や筋交い、床の遮音材です。上棟後に持ち込むのは大変なので、上棟日に2階の小屋梁を組む前にレッカーで吊って運び込んでしまいます。建前の日は資材をジャストタイミングで配送して、吊り込みながら組み立て作業も進めるので仕事が結構タイトなんですよね。
内部下地 桧間柱 豊橋市草間町

内部は間柱や筋交いの取り付けが完了。連休明けはサッシの取り付け電気配線工事、瓦ぶき、中間検査と進みます。かなり順調なので工事スケジュールは前倒し中。

お施主様は「骨組みだけでも木の香りがして心癒されるようで、完成が待ち遠しくたまりません!」と、ご入居を心待ちにされているので、とても喜んで下さってます。ガンバらねば~。

と言っても私一人でどうこうできるわけでも無く、ほぼ職人さんにお願いなんですが(笑) 。みんな張り切って頑張ってくれてるので6月の終わりには完成の予定です。
破風養生

連休前に「去年の台風で傷んだのを直して!」とリクエストが!郊外で目立たなかったので、そのうちでいいやと思ってたそうです。こちらも雨が怖いのでシートで覆うことに。でも、連休前後は職人さんが忙しくて手配が付かない(冷)。技術が必要な工事でも無いので、一人で梯子と脚立で頑張って養生してきました。翌日は少し筋肉痛(苦笑)。
バルコニー内部補修 豊橋市上野町

こちらのバルコニーの補修工事はゴールデンウイーク前に完了。雨を防ぐ箇所なので終わって良かった~。延びるとまた養生しなきゃいけませんからね。ありがたいです。板張りだったところをガルバリウム鋼板に張り替えしました。入隅の雨仕舞は気になる箇所なので念入りに工事してもらった。安心です。
地上絵 豊川市

お休み前はいろいろ仕事が重なります。こちらはキッチンのパーツのお届けに伺ったお宅。

なんと玄関前に地上絵が書いてあった。Rちゃん(お子様)作だそうです。地上絵を意識して書いたのかどうか本人に聞いてないので不明ですが・・・。良いセンスしてますよ。暮らしを楽しんでる感じがすごくして、とても嬉しかったです。

さあ、ハミングのお休みもあと1日(日曜日から営業)。日曜は相談会ですが、午前の部は未だ空いてますのでお待ちしてます。お気軽にお越しください。

棟上式無事終了。上棟は危険な作業もあるので無事終わって感謝です。

2018年4月28日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
上棟終了 豊橋市草間町

昨日は上棟日よりでした。心配していた天気もあ間が降らないだけじゃなく、昼間はちょうどよい曇り空。この季節はまだ体が暑さに慣れていないので、直射日光はきついんですよね~。ホントにお施主さんの強運に感謝です(笑)。それで夕方18時、曇っていた空が明るくなり写真を撮るにはもって来いでした。

N邸のプロポーションはオーソドックスな寄棟スタイルです。地味な屋根型ですが、流行り廃りが無くて軒も四方に作れるので、雨も陽射しも豊かなこの地域には都合がいいです。
上棟開始 豊橋市草間町

いつもの様に午前8時から作業開始。総二階35坪で南面の長さが有るので大きく感じますね。35坪クラスになると上棟日に組み上げるのが時間が掛かって焦ることもありますが、果たして今日はどうかな?

小屋合板 

はい、とても工事が順調でお昼前に2階の梁上合板が張り終わりました。このままだと3時から上棟式か!?(笑)と言うくらいのハイペース。総2階で下屋根が無いと早いです。余裕が有るので大きな声も聞こえません。ピリピリした雰囲気は全く無し。穏やかです(笑)
上棟式 豊橋市草間町

現場の方付けも終わり5時から上棟式をしました。祝詞は毎回私が奏上させて頂きます。気が引き締まります。 「無事上棟までこぎつけられ、本当にありがとうございます。どうか無事完成する様お守り下さい。そしてお施主様ご家族がずっと健康に楽しく暮らせるようにしてください。」っていう気持ちがフツフツと湧くんですよね。

いろんな問題を乗り越え、危険な作業も無事終え、ここまで来れたのはお施主様のご運やご努力、工事関係者みんなの協力、やる気、運気がまとまった結果だと思うんですよね。私は家づくりのプロデューサー的立場なので、一人では何もできませんからお施主様をはじめ関係者のおかげだし、神様のおかげだと感謝の気持ちが自然と湧きます。祝詞にも「~の家を造り初むるに、かくたやすからぬ事をば我が須女神の御霊賜いて・・・」とありますから昔から家づくりは簡単な事じゃないんですよ。

上棟日お弁当 豊橋市草間町

今回も心のこもったお弁当をご用意くださいました。N様ありがとうございます。大工さんは体を張っての危険な作業をしてくれるので、こうやってお気遣いいただくと本当に喜んでくれるので私もありがたいです。人生で他人に命懸け(上棟日の高所作業は一つ間違えば命を落とします)の仕事をやってもらう事なんか、上棟ぐらいしか無いですからね。
上棟式引き出物 豊橋市草間町

それからお土産もいっぱいお気遣い頂きました。もったいないくらいです。 もちろんお土産や、お昼のお弁当で仕事のグレードが変化する様な事はプロ集団ですから有りませんが、自分たちの仕事や価値を認められたって感じるんでしょうね。気持ちが籠っていれば、缶コーヒー本でも職人さんは喜びますから。神様に感謝、お施主様に感謝!

今日はヒノキの家の上棟です。豊橋市草間町N様邸

2018年4月27日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
上棟日までの養生 豊橋市草間町

今日はいよいよ上棟です。心配していた天気もOK。先週の天気予報では、ちょっと心配でしたが好天に恵まれました。昨日現場に材料を配送した時お施主様と話してたら「私、いつも晴れるんです!」とのこと。 やっぱりね~。持っていらっしゃるんだと納得(笑)

上棟まではこうやってブルーシートで覆って養生をします。この下の床合板に剥がしやすい粘着力の弱い薄いシートを張ってあり、ブルーシートを剥がすとき溜った水が掛かっても安心なので二重に養生してます。ブルーシートを剥がすとき溜った水が掛かっても安心なので二重に養生してます。床断熱材も水を吸わない、隙間に溜まらないタイプなので考えられる養生は全てやってるつもり。
基礎パッキン 豊橋市草間町
ブルーシートの下はこんな風。布基礎の上に基礎パッキンを並べてます。玄関部分は冷たい空気が室内に侵入するのを防ぐために、風穴の無い「気密パッキン」を使います。(お風呂周りも気密パッキン)
土台据え 豊橋市草間町
その上に土台を並べていきます。ヒノキの土台です。ボルトの位置を確認しながら穴を開けてボルトを通しながらはめていきます。基礎の手前の地面が黒いのは、養生シートを敷き詰めてるからなんです。
足場養生 豊橋市草間町

それがこちら。周りにシートを敷いておくと雨で泥汚が靴につきません。靴は汚れても良いんですが、靴に着いた建物を汚すのが嫌なので防草シートを敷いてます。基礎工事が終わって足場を組むまでの数日の間に天気を見て敷き込むので結構タイミングが限られます。という訳で、これは私の仕事になってます(^-^)
築20年メンテナンス 豊橋市上野町
新築だけじゃなくてメンテナンス工事、リフォームもあります。こちらは築20年のT様邸。ベランダの補修工事中。ほぼ昨日で完了。今はちょっと重なっていて、打ち合わせから工事中のものを合わせると現場が6件ほどあるので昼間はバタバタしてます。で、早起きしてブログ更新という訳(笑)。さ、これから上棟現場に出発だ~!

27日上棟予定、基礎工事完了。建築には運と科学技術、両方必要(笑)

2018年4月19日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
ベタ基礎 豊橋市草間町

草間町のNさんの家は基礎工事が完了、来週は土台据え、27日に上棟の予定です。天気が少し気になりますが解体のお払い、地鎮祭、解体工事、基礎工事ともに天気に煩わされること無く今日まで来てますので今回も大丈夫でしょう。(N様は運が良いと思います。)科学的には根拠が無いんでしょうが、運の良しあしは有ると思いますね。 ちなみに私は晴れ男と言われたことがありますが、自分では・・・?です(笑)。

さて、写真は配筋検査直前の様子。鉄筋の高さ位置をレベルで計ってます。流し込むコンクリートが鉄筋の周りを十分覆うためには、鉄筋の位置が正確でないとまずいんです。 これらの管はサヤ管と言って、給水や排水の管を通すためのトンネルの役目をします。こうしておけば管を交換するときにコンクリートを壊す必要が無くて中の管だけ交換すれば済みます。
基礎レベル出し 豊橋市草間町

で、これが高さを出すためのレーザー光を出す機械です。 ココからレーザー光が発射され、高さを知りたいところで受光機を杭棒に取り付けます。高さが合うと相図音がして既定の高さだと分かります。レーザー光は広がらず真っ直ぐに飛ぶので、高さや水平を見るのに重宝してます。
鞘配管 豊橋市草間町

メンテナンスを簡単にするためサヤ管を埋め込みます。サヤ管は給水管や排水管を通すためのトンネルです。これなら配管を交換するときにコンクリートを壊さず、サヤ管の中の管を引き抜いて交換すれば済み簡単です。
立ち上がり打設 豊橋市草間町

基礎を打った直後に雨が降りそうだったので、雨で表面がデコボコしかない様、雨で急に冷えない様シートをかぶせてます。天気が良いときは必要ないんですが今回は雨の合い間に工事が進むグッドタイミングでした。真冬の寒いときも基礎の水分が凍らない様、保温のためにこんな風にかぶせることもあります。

基礎工事完了 豊橋市草間町

コンクリート自体は引っ張る力には脆いので鉄筋を入れますが鉄筋は酸化して錆びます。コンクリートはアルカリなのでコンクリートで一定以上鉄を覆うと錆から守れますす。組み合わせて欠点を補い頑丈な構造にするわけです。この原理を見つけた人は、すごいよね~。

順調な建築工事のためには運と科学技術、両方必要です(笑)

ムク材・自然素材は「高い、手入れが大変、すぐ傷む」の三拍子?

2018年4月15日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
外観 豊橋市大岩町

もうすぐお引渡しのH邸。看板や現場の養生囲いも撤去しました。お引渡したら直ぐに引っ越しされるそうでH家は準備で大忙しの頃でしょう。庭工事はこれからですのでポストがありません。ポストのご準備をお伺いしたら「ポストの件は佐々木さんのメールで気づきましたよ。すぐ必要なものですね!全く忘れてました。」とのこと。

やっぱり(笑)。よくあるケースなのでハミングには貸出用のポストもご用意してあります(^-^)b
玄関の上がり框はヒノキ 豊橋市大岩町

玄関もスッキリシンプルに仕上げました。ヒノキの框にヒノキの床、下足入れは杉板で作ってあります。棚板も高さを自由に変えられます。
タイルは今回は赤系を選んで頂きましたが、木は茶系なので柔らかな印象でマッチしてますね。
下足入れは杉の無垢板 豊橋市大岩町

下足入は内部の可動棚も含め全部ムク材で作ってあります。木が湿気をコントロールするので靴にも良いし、臭いもある程度防いでくれます。写真の下足入れがハミングの家の標準仕様です。と言うことで、黙ってるとムクの下駄箱が付いてしまうんですよね。
2階ホール 杉板の床 豊橋市大岩町

こちらは2階のホール。正面の手すりの向こうは階段です。床はハミングオリジナルの杉の赤身の節ありタイプ。と言うことで、ハミングでは黙ってると杉の赤身の床になります。リクエストして頂けば他の床材も張りますが合板フローリングはNGで使えません。
ヒノキの階段 豊橋市大岩町

こちらは階段です。ムクのヒノキの板、節あり材で作ってます。こちらもハミングオリジナルの標準仕様品。黙ってるとヒノキの階段になってしまいます。一般的な合板やビニールシート張りの階段材はNGで使えません。ムクの階段なら標準仕様品以外でもリクエストにお応えできます。
ムク材カウンターの洗面 豊橋市大岩町

何度目かの登場の洗面化粧台。このアングルから見ると柱も見えて「木の家」って感じがしますね。

さて、この木製カウンターの洗面ですが「水がこぼれたらどうしましょ!」と心配ですよね。木ですから陶器やプラスチックと違い確かに水で傷みます。でも普通に使うには全く心配無い作りになってます。素材自体が杉の赤身材でその上に荏胡麻油を塗りこめて仕上げてあります。杉の赤身材は桶やたる、船を作る材料に使えるほど耐水性が高いのが特徴です。荏油で仕上げることで水をはじきます。

ボウルも大型で深くカウンターの上に乗せて使うタイプなので使うときに水がこぼれにくいタイプをチョイスしてます。これがカウンターの中に落とし込むタイプだと、よほど気を付けて使わないと取り合い部分から黒ずみ傷みます。

ムク材を使ったからと言ってお手入れが大変だったり使い方に気を遣う、汚れや傷みが激しいようでは住宅としてはまずいです。高級旅館やペンションでは無いので普段使いがラクでないと後悔します。ムクや自然素材は設計や使い方、工事次第で「値段が高い・手入れが大変・すぐに傷む」と三拍子そろった、とんでもない家になるのでお気を付けくださいね。

見学会楽しかったです。「完成おめでとうございます。私もうれしいです!」って言って頂きました。

2018年4月9日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
チェッカーガラスのドアがあるリビング 豊橋市大岩町

週末は大岩町のH様の家を見学させて頂きました。で、ギリギリになりましたがリビングの引き戸が付いた。
チェッカーガラスは根強い人気のアイテムで時々使います。ガラスの凹凸がちょっとレトロできれいですよね。私の作る家は建材メーカーの既製品は点検口やキッチンなどの水回り品くらいしか使わなくて、ドアとか下足入れや棚はいつもオーダーメイドです。丸太から削りだしてパーツを作ることもできるので、いろいろリクエストにお応えしてます。

建具や照明が付くと雰囲気がまた一段と良くなりますね。
見学会場での相談 豊橋市大岩町

ハミングの見学会は私がしっかりご説明したいので一時間に一組程度で見学をお願いしています。一通り家をご案内して、この家ができるまでのエピソードや工夫したところを資料でしっかりお話ししました。ま、言い方を変えると家の自慢なんですが・・・。オーダーメイドの家ですからそりゃあいろいろ工夫は有るわけで、本来なら3時間くらいしゃべりたいのですが、さすがに聞く方がお疲れになるだろうと思い1時間で我慢(笑)。

皆さんブログを読んで工事の初めからの内容を良くご存知で、私やお施主さまの完成したウレシサをすごく感じて下さり「完成おめでとうございます~。なんか、私までうれしくて~」とお話くださる方もいて、とても楽しい見学会でした。

家作りは、モノ作りではありますが人生の一大イベント、ドラマでもあるわけです。モノとコトの両方をお施主様と一緒に味わいたいと思ってます。学生時代の文化祭のノリに近いかな。お施主様も家づくりを楽しんで下さり、先日こんなメールを頂きました。

【あとちょっとで完成ですね。それはそれで楽しみですが、「あぁ、祭りがもう終わってしまう・・・。」的な
寂しさもあるねと夫婦で話しているところです。佐々木さんのブログ更新見たり、実際に見学しては、ドカンドカン打ち上げ花火が上がったかのように盛り上がってましたから。(笑)】

・・・家作りっていいですね~。
室内物干し 豊橋市大岩町

こちらは2階のホールです。4畳の広さがあります。決まった仕様目的は無いスペースです。日当たりが良くて、空気の循環も出来るので室内物干し場として活躍してくれるはずです。 写真に写ってるのは、今までのお客の住んでからの感想。かなりの方が梅雨時のジメジメが無いとか、洗濯物が部屋干しで乾くとか、空気の質が違うとか書いてくださってます。
タイル張りキッチン 豊橋市大岩町

タイルはリクシルのディアマンテⅡ。クラシカルで格好いいです。こちらのキッチンはシンクの左側が少し大きくなっています。子供さんがお母さんと一緒に作業するのに、シンク左にもスペースがあるのがご希望でした。子供はあっという間に大きくなっちゃいますから、たくさん一緒にお料理して頂けたらと思ってます。
木製玄関手摺 豊橋市大岩町

こちらは玄関ポーチの手すりです。玄関のすぐ前が駐車場で高低差がありますから、危険防止のために取り付けました。ご主人のリクエストで家の外にも木の家の雰囲気を醸し出したいとのリクエストで玄関の外壁を板で仕上げました。せっかくの壁が塀などで隠れるのも勿体ないと思い、壁の板と同材で作りました。小さなお子さんがいる場合は落下防止のため、もう少し工夫した方が良いですが、子供さんが大きいので、この高さで取り付けてます。 たった1本の木がある無しで安心感が全然違います。 さて、来週はいよいよお引渡しです。うれしいけど寂しい・・・(苦笑)

砂利で柱を作る地盤改良工事が終わりました。N様邸基礎着工・大岩町のH様邸はオーダーメイドドアの取り付け中。

2018年4月3日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
丁張 豊橋市草間町

丁張(ちょうはり)をしました。基礎の位置を確定させる作業です。杭と板で囲まれた範囲に基礎ができます。板にミリ単位で寸法を出して釘を打ち、反対側の釘と水糸(細い丈夫なナイロン糸)で結びます。その糸に合わせてコンクリとを流し込むパネル(型枠)を設置していきます。こう見えて結構繊細な作業です。
ジオ工法地盤改良 豊橋市草間町
 
ところで今回は地盤調査の結果、2mほど柔らかいことが判明。改良工事をしました。エコジオ工法と言って地面にオーガ(電柱を建てる時に使う、大きなドリルの付いた穴掘り機械)2mほどの穴を掘りそこに砕石を詰めます。
砕石の柱 豊橋市草間町

出来上がりがこちら。詰めてあるのは砕石(石)だけです。セメントなどの硬化剤を混ぜて固い柱を作る従来の柱状改良工法と違い、遠い将来にもしこの土地にまた何か作る時に取り除く必要がありません。
現場確認看板 豊橋市草間町
確認看板も取り付け完了。いよいよ本格的に工事が始まります。
チエッカーガラスの引き戸 豊橋市大岩町
大岩町のH様邸では遅れてた建具工事が始まりました。こちらはリビングに取り付けるチエッカーガラス入りの扉。もちろんオーダーメイドです。枠材は奥三河産の杉。今ごろ丁度取り付けてる頃です。取り付けた写真はまたアップしますね。お楽しみに。

桧の節無しの床、感動のお披露目でした。感動して頂くのも家造りの内です。

2018年3月29日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
桧の床 豊橋市大岩町

この床見てください!白くてきれいな床です。これがヒノキのムク、節無し材です。一昨日、床の養生をはがしてクリーニングをしました。それで、さっそくお施主様ご家族に見学して頂きました。出勤前の早朝に現地集合、ご夫妻とSちゃんで見に来てくださいました。

お施主様の感想は「すごい~!」、「きれい~!」、「ぜいたく~!」、「何も置きたくない~!」(^ー^)b

世間では家の事をちょっと知ってる方だと「ムクの木の家は高い。中でもヒノキの高級。」と思われてる様です。もう少し知識の有る方だと「節無しヒノキは超高級」と思われてます。でも私の場合は大した金額を頂かなくても出来るのでご提案しました。

床の養生を外す前からかなり盛り上がって頂いてましたので、昨日はこの床をご覧になったご主人はもう、感動レベル。私は「やったー!感動させたぞ~」って感じですごくうれしかったです。 私の家づくりのエネルギーは、お客様の感動の量と質に比例してるんで昨日はかなりエネルギーチャージできました(^^)

和紙クロス 豊橋市大岩町
こちらはSちゃんのお部屋。淡いペパーミントグリーンの和紙を張ってます。まだ、建具が付いてないので収納内部が丸見えですが、これはこれできれいなコントラストですね。(ハミングの場合は収納は板張りが基本です)
でも、扉が付くとまたカッコ良くなるんですよ。もちろん、無垢のオーダーメイド品。木目シート張りの既製品は2年もするとムク材との色の差ができ、ダサくなるから使いません。
タイル張りキッチン 豊橋市大岩町
キッチンのタイルです。奥様のリクエストでレンガ張り(半部づつズラす張り方)にしてます。横長タイルでタイルの角が四方とも斜めに加工された形状なので、タイルの半端を上に入れるか下に入れるかとか横の張終いの処理をどうするか監督、左官屋二人、私の四人で二日間にわたるディスカッションの末完成してます。そんな大変な仕上げには見えないでしょうが、苦労の跡を感じさせないのがプロの仕事なんですよね。


ヘリなし畳 豊橋市大岩町

和室の畳も入りました。ヘリなし畳です。地窓からの淡い明かりが落ち着いた雰囲気を醸し出してます。 耐震性を高めるためには壁が必要です。掃き出し窓の代わりに引き戸サッシを付け、壁を確保しました。窓が小さくなって明るさが限られても、和室の場合は逆に落ち着きます。何でもかんでも明るい部屋が良いとは限りません。

どうぞ見学会で、この絶妙な明るさを体験して下さい。

見学会はこちらから ⇒ 見学会 

【山の見学会】奥三河の森の杉とヒノキで作る家 木のふる里へ行ってきました。

2018年3月23日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
4軸モルダー 杉板加工新城市

 先日、山の見学会へ行ってきました。主催された新城市の(株)杉生さんに集合。木材加工の様子の見学からスタート。写真は板のジョイント部分の凹凸加工、表面の仕上げを一度に行う4軸モルダーと言う機械です。昔は大工さんが手加工で何時間もかけた作業が数十秒で完了します。安定した品質と作業手間のコストダウンができるのでハミングの板材はこの機械のお世話になってます。

 今回の参加者は、木の家や山の事に関心のある方ばかりで、名古屋大学の助教授や名古屋の工務店の社長さんなど昔お世話になった方々も参加されてとても楽しかったです。

 
杉丸太の製材 新城市

 その後、鳳来町の山幸材木店さんへ移動。微妙に丸太をずらして木の繊維を傷めない様に製材する技術や丸太の管理の様子を見学。写真は杉の板を挽いてるところです。丸太を見れば節のあるなしは分かりますので、こちらの木は節ありの板に挽いています。最終的に15㎜仕上がりにする場合は20㎜の厚みに挽きます。5㎜は乾燥して痩せる分と反りを取るためと仕上げのために削る分です。いかに無駄なく(捨てるところなく)製材するかも腕の見せ所なんです。大体この状態で含水率80~100%ですが、家の材料として使われるまでに板材は15%まで乾燥させます。ですから挽き立てのこの木の表面は水分でベタベタです。

昔、材木屋の小僧の頃を思い出しました。当時は下地材や柱材は、このような製材したてのズブ生の木が梱包されて市場に送られてきました。担いで陳列するのですが手袋も肩もビショビショになって嫌だったな~。【毎日、大型トラック1台分の木材を担いでました。】



杉丸太山 豊橋市工務店社長

こちらは杉の丸太の山。こんな丸太の山がたくさんありました。これから皮を剥いて野ざらしにして丸太の段階でも乾燥させます。
桧の伐採 東栄町

午後からは東栄町の山へ移動して樹齢100年のヒノキの伐採を見学。伐採は何度見ても迫力がありますね。ヒノキなので根元の太さは直径60センチくらい。林道脇なので気楽に見学できましたが、以前には伐採現場まで山道を何十分か登ったこともあるそうです。山道は自然歩道とは違いますので見学者は慣れてないから大変だったみたい。今回はとってもラッキーです。


伐採枝払い 桧 東栄町

林道なので林道を塞いで通行する車を止めても平気なんですよ。この日も三遠南信道の佐久間・東栄間の工事車両が10分おきくらいに来ましたが、そのたび通行止めで作業。林道なので林業作業が通行より優先なんです。それでもダンプカーを何台も止めておけないので大急ぎで方付けます。まずは、枝をチェーンソ―で取り払います。
桧桁 伐採枝方付け 東栄町

見学者も止まってるダンプカーが気になるので自発的にお手伝いです。切り落とした枝を引きずって方付けました。いつもはこんな作業は無いそうです。「今回は参加型の見学会だ~。」と、だれか言ってました(笑)。

今回伐採した木は太いので根元は桁(横架材・高い所で横に渡して使う材料)にして、上の方は土台や板を取るそうです。木の香りが充満する中での見学で、木のエネルギーをいっぱい貰って帰路につきました。

参加費は一人1000円、獅子鍋のお昼ご飯付きでした。お子さん連れで家族で参加するのにも丁度良い見学会でした。秋にも開催されるそうですので、興味のある方はご一緒しましょう!

ムクのヒノキと杉、シックイが映える大岩町 H様邸

2018年3月18日|カテゴリー「ブログときどき書いてます
寄棟外観 豊橋市大岩町

外部足場が取り払われました。シャッターボックスやバルコニーの手すりなど細かいものが取り付けられてませんので、少しサッパリしてます。(なるべく雨樋(縦樋)や電気の引き込みなどが目立たないようにしてます。)これで残りのパーツを取り付け、庭を作るとバランスが一段とよくなり見栄えがアップすします。
住宅見学会 豊橋市大岩町

先日お施主様からこんなメールをいただきました。
「佐々木さんのブログの更新のたびに家族で盛り上がって拝見しております。
実況中継のような更新のおかげで進行状況が分かりますし、どれだけたくさんの人からの愛情が注がれている家なのかとってもよく分かります。ありがとうございます!」
ブログで解説付き写真見たら、そりゃあ実物を見たいですよね (^-^)
という訳で、今日は週末を利用してご家族で見学にお越しくださいました。ついでに庭工事のお話や、細部の仕上げの確認もさせてもらいました。

完成が近くなると一週間で様子が変わります。壁と天井の内装工事が完了したので雰囲気が一度に変わりました。お施主様の感想は一言でいえば「ワオ!」ですね(笑)

工事中の新築の家を、心置きなくジックリ解説付きで見る体験なんて余り無いわけで、ご自宅となればそれはもう興味津々ですよね。

再来週には床の養生も取り払い完成します。床が見えるようになると、またこれがものすごく印象が変わるんですよね。さて、お施主様ご家族の反応やいかに!
レンガ張りタイル 豊橋市大岩町

奥様のリクエスト、レンガ張りタイルを初めてご覧いただきとっても喜んで頂きました。まだ、目地を込めてないのですがタイルの厚みで影で目地を込めたように見えます。天井も高さを抑えてバランスをとってます。

作る事に集中できるおしゃれなキッチンですね。個人的にはクローズドキッチンは「籠って作ることに集中」って感じで好きです。キッチンと言うより厨房と大人っぽく表現してもいいかな。 やっぱりタイルだと雰囲気出ますね~。
珪藻土クロス 豊橋市大岩町

クロス、クロスと言ってますがこれが珪藻土クロス。アップで見ても木とよくなじみます。
木製カウンター洗面台 豊橋市大岩町

こちらは来週半ばには、洗面台を載せて鏡と照明器具がきます。壁が仕上がって光を反射するようになったので落ち着いた明るさのスペースになりました。床はヒノキの節なし材で白いので木の茶色とコントラストが得も言われぬバランスになる・・・予定で作ってますがどうなるかな?それは来週のブログ、見学会で見てください(笑)

木やシックイ珪藻土や和紙の壁紙、タイルとか素材の質感を感じる暮らしは楽しみが増えます。機能的であればそれで良い、掃除が楽ならそれでいい、家は性能だけ満足してれば良い。私の作る家はそんな方にはピンとこないかもしれません。美しい、物語を感じる、体で感じる、手触り、柔らかな光と影、そういった感性で家をとらえ、人生を楽しんで頂きたいと結構マジメに思って作ってます。
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