雪の正月

明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願いします。

お正月は設楽の実家で過ごしました。スゴイ雪でした・・・。

寒かった~。



100104.jpg

会社は7日が仕事始めですが、今年も2日には豊橋に帰り出社。

休みたいんですけど、なんか仕事が気になって・・・。

で、ブログは今日がスタートです。




さて、いつもたわいの無い話題のこのブログですが、

今日は少しまじめに。





『不況で住宅業界も大変でしょ。』

と時折心配して頂きます。

『そうですね。何とか頑張らせてもらってます。』

と、当たり障り無くお応えしてますが、実は結構忙しい。

今年の内に着工を希望される客様のお申し込みは、

昨年のうちにほぼ埋まってます。

元々、年間で何十棟も作る会社では無いので、

そんなに珍しい話でも無いと思います。

ウチに限らず、魅力的な家を手作りしてる会社なら、

どこでも同じ様な状況でしょう。





今の時期に暇だと言う建築屋さんは、

よほど時代遅れか勉強不足、それとも組織が大きすぎ、

または、かなり強引な仕事をしてたんじゃないかと思います。





そりゃあ、ハミングだって完璧、パーフェクトとは言いません。

お客様のために、まだまだ努力すべき点は沢山あります。

だからこそ傍から見れば亀の様にのろまな歩みでも、

コツコツ努力を続けてきました。

これだけ、建築関係の制度や法律が急激に変化すると、

それらへの対応だけでも、小さな会社には負担が大きいです。

『色々な制度をクリアーしなければ、住宅業者として認めません。』

と言う、国の方針は間違いではないし、

お客様のために、もっともと思います。






私は、奥三河の製材所のせがれでしたから、もの心が付いたときには、

木(建築用材)に囲まれてました。

生まれてから今まで、ずっと杉や桧と言った三河の木材の中で暮らしてます。

だからこそ、それらの木の良いとこ、気を付けなければいけない所が分かります。

木は建築材料ですが、材料のままでも十分魅力的な素材です。

きっと、木を愛でる感覚において日本人は、世界一のように思います。

合板や輸入木材には無い美しさ、丈夫さなどをお伝えしたい。

地元の木の魅力を教えて差し上げたい。

そんな気持ちが原動力となって、ハミングとして木の家を作り、

より素晴らしい材料に仕立て上げるため、

奥三河木材協同組合の理事の仕事も、昨年引き受けました。






建築制度の変化だけでも大変とされている中、

奥三河の木を皆さんの所へお届けする仕事の二本立ては、

正直言って、少々きついです。

でも、「奥三河の木の事を体で知ってて、奥三河の山を守り愛知の林業を守る。」、

「地元の木と自然素材での家づくりの先駆者。」、

この二つの条件を兼ね備えているのは、広い世間に私しかいない・・・。

どう考えても、使命があるように思え血が騒いで仕方ない。





奥三河の山や自然を守り、地元の木で家を作る文化を次の世代のために、

誰かが伝えなければと感じています。

その、誰かの内の一人は確実に私・・・。





家づくりと言うテーマで(ブログを通じ)あなたとお会いしてますが、

私の家づくりの目的は、単なるビジネスではなく、子供たちの未来のため、

地域の自然や、安心で安全な暮しをお届けすることです。




今年、どこかで実際にお会いするかもしれませんが、

その時は照れくさく、こんなこと、とても口では言いにくい(笑)。

だから、年の初めの今日書きました。

今年も、どうぞよろしくおねがいします。