奥三河の山に生えているヒノキを購入して柱にした二世帯の家 K様邸 豊川市一宮町

小上がり3.5畳 豊川市一宮町

【3畳半の小上がり和室】
ベンチ変わりになり、上がり降りも困らない丁度いい高さに設定してあります。ダイニングテーブルに座った人とほぼ目線が揃う高さなため、ダイニングに座った人との一達感があります。南北の通風を考え奥の北側へ風抜きのための地窓を設けています。地窓の手前の板張り部分にお花を生けたりして座床としても使えます。小上がり部分には上がり框【桧ムク】を設けて全体を床の間に見立て畳部分に雛様を飾るスペースとして利用します。

この上がり框と押入れの横の柱は、K様が設楽の山に生えているヒノキを立木のまま購入されたものです。ご主人の、「自分のゆかりのある山の木を使ってぜひ建てたい。」とのご希望でした。どんな丸太をどれだけ購入するか、丸太の見立てから伐採や製材の手配まで佐々木が手配させて頂きました。
3畳のあれば来客者の宿泊スペースとしても利用できますので、押し入れを設け寝具も収納可能にしています。手前のリビングダイニングの床は標準仕様の杉赤身材。この床材はきれいな濃い目の茶色に5年ほどかけて徐々に変化します。



1豊川市一宮町K様邸 小上がり和室

畳床のしつらえをイメージしました。全体が床の間の様な感じでお雛様が映えますね。こちらの畳コーナーの壁は珪藻土塗です。
壁塗り体験 豊川市一宮町

壁はご家族で塗られました。K様は家づくりを家族の思い出となる大事な行事とお考えでした。それで立木の伐採をご家族で見学されたり餅投げをされたりと家づくりを皆さんで楽しまれました。そして目に見える形での記念に、畳コーナーの壁をご家族で塗る体験をリクエストして下さいました。 まずは左官屋さんのレクチャーです。
壁塗り体験 豊川市一宮町

そしてチャレンジはお子様から。途中で私(佐々木)も飛び入りで塗らせて頂きました。
設楽の山の木の伐採 豊川市一宮町

【立木の伐採】
k様の家は丸太を立木のまま購入され、伐採して製材するところからオーダーメイドです。こちらはご家族で伐採の様子を見学していただいた時の様子。伐採してくれたのは設楽森林組合のメンバーです。どこの場所のどの木を何本伐るかは、お施主様にお任せいただき設計図面と照らし合わせ森林組合と奥三河木材協同組合の組合長と私(佐々木)と山主さんで相談して決めさせて頂きました。
伐採見学記念 豊川市一宮町

こちらは休憩時間に撮った記念写真。森林組合のお二人はチエーンソーを担いだポーズが決まってます。後ろに見えるのが柱取り用の伐採した丸太です。
2豊川市一宮町K様邸 LDK

【キッチンからの借景】
リビング東側の窓は位置を高めにして大きめの窓を入れました。駐車場の人影は隠れ、隣家の庭木、遠くには吉祥山が楽しめる窓になりました。キッチンに立つと窓からの風景に季節を感じながら家事ができます。ちょっとした窓の工夫で暮らしを楽しむことができますので、窓の配置や高さサイズは大切ですね。


3豊川市一宮町 K様邸 外観

【外観】
シンプルにすっきりとまとめました。南側も建物が迫っているので明るさをどうやって確保するか、東の駐車場を少しでも広くするかがテーマでした。それで1階平屋部分の軒出しを2階より15㎝ほど抑えて建物を西側一杯に配置しています。

1階の軒出幅は2階と比べると目線が近いため大きく感じますので、出幅が少なくても違和感を感じません。軒出し幅は1階2階を同じにする必要は無いので敷地の有効利用のために工夫しています。

建前の時にはこの平屋部分の屋根から御餅を投げました。


餅投げ 豊川市一宮町
4豊川市一宮町 K様邸 玄関ポーチ

【玄関アプローチ】
限られたスペースを有効に生かした玄関ポーチ。北道路の延長敷地なので敷地の北東にできるだけ建物を寄せています。そのため軒があまり出せません。玄関ポーチ屋根にも雨どいを付けないと隣地に雨水が飛び込みますので、雨どいを省いて軒を深く見せることも難しいです。玄関先に雨が振り込まないよう、見た目も間延びしないように屋根の高さを低く押さえバランスを整えています。


駐車場と延長敷 豊川市市一宮町

駐車場の右奥がK邸。延長敷地なため建てるエリアが限られており日当たりや周囲の家との関係をかなり考慮しました。
5豊川市一宮町K様邸  子供室 滑り出し窓 
【2階窓】
遠くの山の景色が楽しめる2F子供室のピクチャーウインドウ。ちょうどリビングの窓の上に位置します。
腰壁は桧。お施主様が丸太をご支給下さったので、できるだけ無駄なく使おうと柱、土台を取った残りで板を作っておきました。せっかくなので出来るだけ使い切ろうということで子供部屋も腰壁にしました。腰壁の高さを窓の下にあわせることでスッキリ見せています。木をふんだんに使う家では、このようにすっきり見せるチョットした工夫の積み重ねが垢ぬけた印象となりより美しく見せます。


6豊川市一宮町K様邸  リビング
【リビングの窓】
東側の窓は明るさを確保し借景を楽しめる位置に設定しています。南側はテレビを置くため壁をある程度広くし、掃き出し窓は2.6M巾の大型サイズ。南側は隣家で外部からは死角になるため、実用を優先し広めのデッキとアルミテラスを設けました。

「雨の日でも気兼ねなく洗濯物が干せて、脱衣場の洗濯機からも近くて便利。」(奥様談)と重宝されてます。


7豊川市一宮町 K様邸 ダイニング
【リビングダイニング】
キッチンの奥には個室、洗面コーナーお風呂やトイレなどが配置されています。畳コーナー横は階段室です。扉を開けて二階へ行き来します。


8豊川市一宮町 K様邸 1Fトイレ手洗い器
【トイレ手洗い】
ヒノキの腰壁に似合って、かつコンパクトに収めるためセラトレーディングで調達した陶器製ボウルを組み合わせました。


9豊川市一宮町 K様邸 造作洗面化粧台
【洗面室と窓】
洗面カウンターと窓枠の高さを揃え窓には防犯の格子を設置。奥まった場所のため明るさを確保できるよう、大型の窓を設けています。西や北の窓でも大きくすることで安定した明るさを確保出来ます。